中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
財務・会計 問14
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
A社は、株主に対する利益還元政策を行うこととした。利益還元政策として、最も不適切なものはどれか。なお、A社は十分な現金を所有しており、財務的破綻について考慮する必要はない。
- 株式の分割
- 記念配当の実施
- 自己株式の取得
- 普通配当の増配
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この過去問の解説 (2件)
01
株式分割は株主に直接的な利益をもたらしません。
項番2:適切です。
記念配当によって株主は配当収益を得る事になります。
項番3:適切です。
自己株式の取得によって株主は現金等の収益を得る事になります。
項番4:適切です。
普通配当の増配によって株主は配当収益を得る事になります。
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02
株主還元についての問題です。
1 間違い
株式分割は株主のメリットとしては流動性が高まります。
1株10万円だったものが10分の1に分割されると1株1万円となり売りやすくなります。
ただし、直接的な利益還元策とはいえません。
2 正しい
記念配当は株主にダイレクトに利益還元されます。
3 正しい
株式を株主から買い取ることで株主は売却益を得ます。
また、間接的には株の需給が改善されるので株価の上昇が期待できます。
4 正しい
配当は株主は配当収益を得ますので、利益を得ます。
よって、正解は1
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