中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問30

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

小売店舗において客の動線長をのばすための施策として、最も適切なものはどれか。
  • 計画購買率の高い商品を店舗の奥に配置する。
  • ゴールデンラインを複数設置する。
  • チラシ掲載の特売商品を店舗の入口付近に配置する。
  • パワーカテゴリーを集中配置する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1:適切です。
計画購買率の高い商品を店舗の奥に配置することで客導線を長くすることが可能になります。

2:不適切です。
陳列されている商品棚において最も手に取りやすい高さをゴールデンゾーンと呼びます。ゴールデンゾーンの中でも目立ちやすい陳列位置をゴールデンラインと呼びます。ゴールデンラインには客導線を伸ばす効果は大きくありません。

3:不適切です。
特売商品が店舗入り口付近にあっては特売商品のみを購入してすぐに帰る顧客の動きが想像できます。そのため客導線をのばすための施策とはなりません。

4:不適切です。
パワーカテゴリーとは購買率が高い商品群です。パワーカテゴリーの集中配置によって客導線を長くすることはできません。

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02

顧客動線に関する問題です。

顧客動線を伸ばすことは、店内の滞在時間を増やして、より多くの商品を購買してもらうために必要です。

選択肢1. 計画購買率の高い商品を店舗の奥に配置する。

正解の選択肢となります。

選択肢2. ゴールデンラインを複数設置する。

ゴールデンラインを複数設置することは、客の動線長をのばすための施策とは関係がありません。(棚の前に長く滞在させる効果はあります)

なお、ゴールデンラインとは商品を手に取りやすい高さのことをいいます。

選択肢3. チラシ掲載の特売商品を店舗の入口付近に配置する。

特売商品を店舗の入口付近に配置してしまうと、店の奥まで入ってきてもらうことが期待出来ません。客の動線長をのばすための施策としては不適切です。

選択肢4. パワーカテゴリーを集中配置する。

パワーカテゴリーを集中配置すると、客がその周辺に集まってしまうため、客の動線長をのばすための施策としては不適切です。

なお、パワーカテゴリとは購買率の高い商品群のことをいいます。

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