中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問35

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

店舗における商品の在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 売場の棚に陳列する商品のフェイス数は、均一にした方が補充頻度を一定にしやすい。
  • 需要予測を実需が上回った場合、過剰在庫が発生しやすい。
  • 店舗では、リードタイム期間の平均需要量を発注点とすると、欠品を起こすことがない。
  • 発注から納品までのリードタイムを短くすると、発注点を低くできる。
  • 万引き等によるロスがあると、自動発注時の発注量が増加する。

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この過去問の解説 (2件)

01

1:不適切です。
フェイス数は顧客の目に見える商品の数のことです。これは商品によって変えることが多くなります。

2:不適切です。
記述の状況の場合は、過剰在庫ではなく欠品が発生します。

3:不適切です。
何かの理由により需要が急増した場合、欠品を起こす可能性があります。

4:適切です。
記述の通りです。

5:不適切です。
自動発注は、POSデータなどレジを通過した商品を計算して発注する仕組みなので、レジを通過しないパターン(万引き)などで商品数が減少した場合は自動発注の計算に入ることはありません。

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02

店舗における商品の在庫管理に関する問題です。

選択肢1. 売場の棚に陳列する商品のフェイス数は、均一にした方が補充頻度を一定にしやすい。

売場の棚に陳列する商品のフェイス数は、商品の売れ行きに応じて変える方が補充頻度を一定にしやすいです。

なお、フェイス数とは、商品が陳列されている列の数をいいます。同じ商品が3列並べられている場合は、3フェイスといいます。

選択肢2. 需要予測を実需が上回った場合、過剰在庫が発生しやすい。

需要予測を実需が下回った場合、過剰在庫が発生しやすいです。

選択肢3. 店舗では、リードタイム期間の平均需要量を発注点とすると、欠品を起こすことがない。

店舗では、リードタイム期間の平均需要量を発注点とすると、欠品を起こすことがないとは限りません

例えば、テレビ番組内である商品が紹介されると、その商品が一気に売れることが考えられます。そのようなことが起きると、欠品を起こす可能性はあります。

選択肢4. 発注から納品までのリードタイムを短くすると、発注点を低くできる。

正解の選択肢となります。

選択肢5. 万引き等によるロスがあると、自動発注時の発注量が増加する。

万引き等によるロスが発生しても、データ上の在庫は変わらないため、発注量は自動的に増加しません。(ロスの発生分だけ、在庫を減らす作業が必要になります)

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