中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問36
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
チェーン小売業の物流に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- DC(Distribution Center)では在庫を持たず、複数店舗へ納入する商品を一括して納入業者から受け取り、店舗別に仕分けして出荷する。
- カテゴリー納品は、カテゴリーごとに適切な配送スケジュールを組み、物流センターから店舗へ納品することをいう。
- 小売店舗への共同配送は、店舗の人時生産性向上につながる。
- 専用物流センターを持つ小売業と納入業者の取引価格設定は、原則として物流センターまで届けることを前提に設定されている。
- 多頻度小口配送は、車両積載効率を向上させコスト削減につながる。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:不適切です。
DCとは複数の卸売業の在庫を共同保管し、チェーン店から発注があるとセンター内の在庫を店別に仕分けをして発送を行う物流です。
2:不適切です。
カテゴリー納品とは、小売業の販売カテゴリーに合わせて商品を取り揃えて納品することです。
3:適切です。
店舗側で納入の回数が減少することになるため、人時生産性が向上します。
4:不適切です。
専用物流センターを持つ小売業と納入業者の取引価格設定は、原則として店舗まで届けることを前提に設定されています。
5:不適切です。
1回あたりの配送量が少なくなるため効率向上やコスト削減にはなりません。
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02
チェーン小売業の物流に関する問題です。
在庫を持たず、複数店舗へ納入する商品を一括して納入業者から受け取り、店舗別に仕分けして出荷するのはTC(Transfer Center)です。
反対に、DC(Distribution Center)では在庫を持ちます。
カテゴリー納品とは、店舗の売場に連動したカテゴリーごとに商品を取り揃えて、物流センターから店舗へ納品することをいいます。
正解の選択肢となります。
専用物流センターを持つ小売業と納入業者の取引価格設定は、原則として店舗まで届けることを前提に設定されています。
多頻度小口配送は、車両積載効率を低下させるためコスト削減につながるとはいえません。
多頻度小口配送の一番の目的は、店舗で欠品を発生させないことです。1日に何度も配送することで欠品を防ぎ、販売機会の損失を起こさないことを優先しています。(販売機会の損失を起こしてしまうと、来店客には「あの店舗には商品がなかった」と記憶されてしまうためです)
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