【一次試験を突破した、元受験生からのアドバイス】
本試験では、このような多くの受験生がお手上げの難問も出題されますが、その際に自分はどのように対処するかを事前に決めておきましょう。(「事前に」が大事です)
捨て問として適当にマークするのもアリですし、1分だけ使って何とか正答の糸口を見つけ出そうと試みるアプローチもアリです。
※分からないからといって、マークしないで試験を終えることは絶対にしないで下さい。
4択もしくは5択で適当にマークしたら正解した、というのは確率的にはあり得る(20~25%の確率で正解する)ので、正解/不正解はあくまで確率論です。
正解しても「たまたま」であり、再現性がなく、ご自身の実力で正解したのではありません。
ただ単に「運が良かった」というだけです(運が強い、ということも立派ではありますが)。
どのようなアプローチが「正しい」「間違っている」という判断基準はありません。
良くないのは、本試験の時にパニックになって冷静さを失い、得点できる他の問題でもミスを犯してしまうような行動に陥ることです。
事前に対処方法を決めておくことで冷静さを保ち、他の問題(や科目)に影響しないようにしておくことが肝要です。
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中小企業診断士一次試験の合格基準は、科目合格60点です。40点落としても合格できます。
午前中に行われる60分の試験は25マーク各4点での構成が多く、難問といえども4点落とすのはダメージが大きいと心配する人もいると思いますが、このような難問が10問出題されることはありません(あるとすれば、正答できる受験生が少なすぎて試験後に得点調整が行われると思います。平成30年度の経営法務がその例だと考えられます)。
科目合格する人は取るべき問題で確実に正答し、取りこぼしが少ないから合格できるのです。