中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
中小企業経営・中小企業政策 問16
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成28年度(2016年) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
中小企業にとって新たな販路の開拓は収益性の向上に向けて重要な経営課題となっている。
中小企業庁「市場開拓と新たな取り組みに関する調査(2014年12月)」に基づき、事業者が今まで自社の市場と認識していなかった新規市場と、事業者が現在自社の市場と認識している既存市場に大別して、業種別に販路開拓の取り組み状況を見た場合(複数回答)、業種によって取り組み状況に違いが見られる。例えば、( A )においては既存市場の販路開拓に取り組む回答企業割合が最も高いのに対し、( B )においては既存市場、新規市場のいずれも販路開拓の取り組みなしとする回答企業割合が最も高い。
次に販路開拓に取り組んだ結果として、売上目標の達成状況を見ると、既存市場の開拓においては約50%の企業が目標を達成しているものの、新規市場の開拓においては売上目標を達成している企業は約20%にとどまっている。同様に売上目標を達成できなかった理由を見ても(複数回答)、既存市場と新規市場の開拓では違いが見られる。中小企業が新たな販路開拓を進めるためには、こうした課題を克服していくことが求められている。
文中の下線部について、新規市場の開拓において売上目標が未達成の理由を見た場合、回答企業割合が最も高いものはどれか。
中小企業にとって新たな販路の開拓は収益性の向上に向けて重要な経営課題となっている。
中小企業庁「市場開拓と新たな取り組みに関する調査(2014年12月)」に基づき、事業者が今まで自社の市場と認識していなかった新規市場と、事業者が現在自社の市場と認識している既存市場に大別して、業種別に販路開拓の取り組み状況を見た場合(複数回答)、業種によって取り組み状況に違いが見られる。例えば、( A )においては既存市場の販路開拓に取り組む回答企業割合が最も高いのに対し、( B )においては既存市場、新規市場のいずれも販路開拓の取り組みなしとする回答企業割合が最も高い。
次に販路開拓に取り組んだ結果として、売上目標の達成状況を見ると、既存市場の開拓においては約50%の企業が目標を達成しているものの、新規市場の開拓においては売上目標を達成している企業は約20%にとどまっている。同様に売上目標を達成できなかった理由を見ても(複数回答)、既存市場と新規市場の開拓では違いが見られる。中小企業が新たな販路開拓を進めるためには、こうした課題を克服していくことが求められている。
文中の下線部について、新規市場の開拓において売上目標が未達成の理由を見た場合、回答企業割合が最も高いものはどれか。
- 商品・サービスの価格の問題
- 商品・サービスの品質の問題
- 納期の問題
- 販売・提供する組織体制の問題
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この過去問の解説 (2件)
01
したがって、正答は4となります。
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02
販路開拓に取り組んだ企業が、売上目標を達成できなかった理由を問う問題です。
2015年中小企業白書の第2-1-29図に未達成の理由がまとめられています。
同図によると、新規市場開拓で売上目標が未達成だった理由として最も多いのは、「販売・提供する組織体制の問題」であると確認できます。
正しい選択肢は 販売・提供する組織体制の問題 です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
既存市場開拓で売上目標が達成できなかった理由として最も多いのは、「商品・サービスの価格の問題」です。
既存市場では競合他社との競争が厳しいため、そのような結果になっていると考えられています。
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