中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
中小企業経営・中小企業政策 問17

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成28年度(2016年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

地方圏における雇用確保や経済活性化を目的として、多くの自治体が製造業分野を主体とする企業誘致を積極的に進めている。しかしながら、経済産業省「工場立地動向調査」に基づき、1981年から2013年の期間について、製造業の工場立地件数と①雇用予定従業者数を見た場合、安定的に推移しているわけではない。地域経済の活性化には、中長期的な②産業構造の変化も適切に踏まえて取り組むことが重要である。

文中の下線部①について、経済産業省「工場立地動向調査」に基づき、1981年から2013年の期間について、工場当たりの雇用予定従業者数の推移を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。なお、ここでは、工場立地件数と雇用予定従業者数については、それぞれ後方3期移動平均で算出している。
  • 1980年代は増加、1990年代は減少で推移している。
  • 1990年代は増加、2000年代以降は減少で推移している。
  • 1990年代は減少、2000年代以降は増加で推移している。
  • 長期的に見て減少基調で推移している。
  • 長期的に見て増加基調で推移している。

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この過去問の解説 (2件)

01

工場当たりの雇用予定従業者数は1981年以降、増加に転ずる年もありますが、長期的に見て減少基調で推移しています。「工場立地動向調査」によると、1981年の工場あたりの予定従業者数は50.7人/工場でしたが、2013年には21.9人/工場となっています。

したがって、正答は4となります。

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02

工場あたりの予定従業者数の推移についての問題です。

2015年中小企業白書の第3-2-19図で推移が確認できます。

1981年から2013年にかけて時に増減はしていますが、長期的に見て減少基調で推移しています。

選択肢1. 1980年代は増加、1990年代は減少で推移している。

本選択肢は不正解です。

選択肢2. 1990年代は増加、2000年代以降は減少で推移している。

本選択肢は不正解です。

選択肢3. 1990年代は減少、2000年代以降は増加で推移している。

本選択肢は不正解です。

選択肢4. 長期的に見て減少基調で推移している。

本選択肢が正解です。

選択肢5. 長期的に見て増加基調で推移している。

本選択肢は不正解です。

まとめ

予定従業者数の減少の要因としては、工場の海外移転や生産工程のオートメーション化により生産性が向上したことが考えられています。

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