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中小企業診断士の過去問 平成30年度(2018年) 経営法務 問16

問題

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以下の会話は、中小企業診断士であるあなたと、X株式会社の代表取締役甲氏との間で行われたものである。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。

甲氏:「海外のα社との間で、秘密保持契約を締結することになり、α社からその案が送られてきました。そのうち次の規定は、『秘密情報』の定義を定めていると思うのですが、注意すべき点や、追記・修正すべき点はありますでしょうか。」

For the purpose of this Agreement, 「Confidential Information」 shall mean the followings:
(ⅰ) Any information that is disclosed by the party which discloses such information(「Disclosing Party」)to the party which receives such information(「Receiving Party」)pursuant to this Agreement,which is included in materials(including but not limited to documents or other tangible entity such as electronic media in which electrical data is stored and e-mail)clearly indicated as being confidential; or
(ⅱ) Any information that is designated as being confidential by the Disclosing Party to the Receiving Party orally;
(ⅲ) Provided the information set forth in the preceding item (ⅱ) shall be included into Confidential Information if the Disclosing Party notifies in writing the Receiving Party, within ten days from the time of the disclosure, of such Confidential Information in itself and that such information is Confidential Information.
Notwithstanding the precedings, Confidential Information shall not include any information which falls into one or more of the followings:
(ⅰ) information which was already known to the public prior to the time of the disclosure by the Disclosing Party to the Receiving Party;
(ⅱ) information which is or subsequently becomes known to the public other than through the fault or negligence of the Receiving Party after the disclosure by the Disclosing Party to the Receiving Party;
(ⅲ) information which was obtained by the third party other than the Disclosing Party, which was disclosed to the Receiving Party without the third party’s breach of any obligation;
(ⅳ) information which is independently developed by the Receiving Party;

あなた:「まず、いかなる情報が『秘密情報』となるかという点については、[ A ]に注意する必要があります。
また、『秘密情報』から除外されることの多い[ B ]が除外されていませんので、それを除外した方がよいと考えます。
詳細は、弁護士に確認した方がよいと思いますので、必要であれば、私の知り合いの弁護士を紹介します。」

甲氏:「ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。」

会話の中の空欄Bに入る記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
受領者が開示者以外の第三者から取得した情報で、当該第三者が何らの義務に違反することなく受領者に開示した情報
   2 .
受領者が開示者から開示を受けた後に、受領者の責に帰すべき事由によらずに公知となった情報
   3 .
受領者が開示者から開示を受ける前に、既に公知となっていた情報
   4 .
受領者が開示者から開示を受ける前に、既に保有していた情報
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営法務 平成30年度(2018年) 問16 )
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この過去問の解説 (2件)

4
正解は4です。

秘密保持契約の英文に関する問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→問題文のケースは契約書の秘密情報から除外されています。

2→問題文のケースは契約書の秘密情報から除外されています。

3→問題文のケースは契約書の秘密情報から除外されています。

4→適切です。受領者が開示者から開示を受ける前に、既に保有していた情報は契約書では秘密情報から除外されておらず、空欄Bに相応しいです。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

英文契約書の問題です。読むだけでも時間がかかる上に、英語に苦手意識がある受験生にとっては手強いため、時間配分の観点から他の問題から片付けて最後に取り組むようにする(優先順位は下げる)という対処で良いと思います。

英文契約書は、きちんと読み取ることができれば正解できるのですが、英語への苦手意識や、他に優先すべき学習領域(経営法務では、会社法と知的財産権)があり、割くことのできる学習時間を考慮すると後回しになることは仕方がありません。

本問の「秘密情報から除外される」内容は、後半の(ⅰ) から(ⅳ)で示されています。ここに含まれない内容が、正解の選択肢となります。

選択肢1. 受領者が開示者以外の第三者から取得した情報で、当該第三者が何らの義務に違反することなく受領者に開示した情報

後半の(ⅲ)の内容に該当し、秘密情報から除外されています。

選択肢2. 受領者が開示者から開示を受けた後に、受領者の責に帰すべき事由によらずに公知となった情報

後半の(ⅱ)の内容に該当し、秘密情報から除外されています。

選択肢3. 受領者が開示者から開示を受ける前に、既に公知となっていた情報

後半の(ⅰ)の内容に該当し、秘密情報から除外されています。

選択肢4. 受領者が開示者から開示を受ける前に、既に保有していた情報

正解の選択肢となります。

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