中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
財務・会計 問19

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和元年度(2019年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

金利に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 将来の利払い額が変動するリスクを考慮すると、固定金利での借り入れが常に有利である。
  • 日本における短期金利の代表的なものとして、インターバンク市場で取引される公定歩合がある。
  • 名目金利とは、実質金利から物価上昇率(インフレ率)を控除した金利水準を指す。
  • 歴史的に長期金利と短期金利では、長期金利の方が高い傾向にあるが、金利水準の低下局面では逆のケースも観察されている。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

金利に関する問題です。

各選択肢については以下の通りです。

1→固定金利では金利が下がっても恩恵がないため、常に有利とは言い切れません。

2→短期金利の代表的なものはインターバンク市場で取引されるコールレートです。

3→名目金利とは、実質金利に物価上昇率(インフレ率)を加えた金利水準をいいます。

4→適切です。景気後退の予兆として短期金利が高いケースも観察されています。

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02

金利に関する問題です。

選択肢の説明において正誤を解説します。

選択肢1. 将来の利払い額が変動するリスクを考慮すると、固定金利での借り入れが常に有利である。

固定金利で借り入れると、その後の金利相場が下落しても金利は変わらず割高となることがありますので、常に有利とはなりません。したがって誤りです。

選択肢2. 日本における短期金利の代表的なものとして、インターバンク市場で取引される公定歩合がある。

公定歩合は日本銀行が決定する金利ですので誤りです。

選択肢3. 名目金利とは、実質金利から物価上昇率(インフレ率)を控除した金利水準を指す。

名目金利から物価上昇率を控除した金利を実質金利といいますので、誤りです。

選択肢4. 歴史的に長期金利と短期金利では、長期金利の方が高い傾向にあるが、金利水準の低下局面では逆のケースも観察されている。

正解です。景気後退局面などで長短の逆転現象が見られます。

まとめ

金利に関する問題でした。報道などでもよく取り上げられますので、金利動向には普段から気を配っておきましょう。

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