中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
財務・会計 問18

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和元年度(2019年) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章は、X、Yの 2 資産から構成されるポートフォリオのリターンとリスクの変化について、説明したものである。空欄 A ~ D に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを選択肢の中から選べ。

以下の図は、X、Yの 2 資産から構成されるポートフォリオについて、投資比率をさまざまに変化させた場合のポートフォリオのリターンとリスクが描く軌跡を、2 資産間の( A )が異なる 4 つの値について求めたものである。
X、Yの( A )が( B )のとき、ポートフォリオのリターンとリスクの軌跡は①に示されるように直線となる。( A )が( C )なるにつれて、②、③のようにポートフォリオのリスクをより小さくすることが可能となる。
( A )が( D )のとき、ポートフォリオのリスクをゼロにすることが可能となり、④のような軌跡を描く。
問題文の画像
  • A:相関係数  B:−1   C:大きく  D:ゼロ
  • A:相関係数  B:+1   C:小さく  D:− 1
  • A:ベータ値  B:ゼロ  C:大きく  D:+ 1
  • A:ベータ値  B:+1   C:小さく  D:− 1

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

ポートフォリオに関する問題です。

相関係数(A)が+1(B)のとき、直線となります。

相関係数が小さく(C)なるにつれて、リスクをより小さくすることが可能となります。

相関係数が-1(D)のときポートフォリオのリスクをゼロにすることが可能となります。

各選択肢については以下の通りです。

1→上記より適切ではありません。

2→上記より適切です。

3→上記より適切ではありません。

4→上記より適切ではありません。

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02

ポートフォリオに関する問題です。

相関関数とは、ポートフォリオにおける資産間の連動性を表す指標です。相関関数が1に近いほど、一方の上昇率や下落率が大きくなれば他方の上昇率や下落率も大きくなるという相関性を示します。相関関数が1のときは直線となります。

ポートフォリオを考える上では、相互の資産の相関関数をゼロより低くする(-1に近づける)ことがリスクを抑えることにつながります。

これを踏まえて選択肢を検討します。

選択肢1. A:相関係数  B:−1   C:大きく  D:ゼロ

誤りです。

選択肢2. A:相関係数  B:+1   C:小さく  D:− 1

正解です。

選択肢3. A:ベータ値  B:ゼロ  C:大きく  D:+ 1

誤りです。

選択肢4. A:ベータ値  B:+1   C:小さく  D:− 1

誤りです。

まとめ

ポートフォリオに関する問題でした。用語の意味とそれが表す内容を理解して覚えておきましょう。

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