中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
財務・会計 問20

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和元年度(2019年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

自己資本利益率(ROE)は、次のように分解される。

この式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • (1株当たり利益/株価)は、加重平均資本コスト(WACC)と解釈される。
  • (株価/1株当たり自己資本簿価)が小さくなっても、ROEが低くなるとは限らない。
  • (株価/1株当たり自己資本簿価)は、株価収益率(PER)である。
  • ROEが(1株当たり利益/株価)を上回る場合には、株価は1株当たり自己資本簿価より小さくなる。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

自己資本利益率に関する問題です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→(1株当たり利益/株価)は、株式利回りです。

2→適切です。1株あたり利益/株価が大きくなればROEは高くなります。

3→(株価/1株当たり自己資本簿価)は、株価純資産倍率(PBR)です。

4→ROEが(1株当たり利益/株価)を上回る場合には、株価は1株当たり自己資本簿価より大きくなります。

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02

自己資本利益率に関する問題です。

選択肢の内容を個別に解説します。

選択肢1. (1株当たり利益/株価)は、加重平均資本コスト(WACC)と解釈される。

配当利回りのことですので誤りです。

選択肢2. (株価/1株当たり自己資本簿価)が小さくなっても、ROEが低くなるとは限らない。

正解です。

株価が低くなって配当利回りが改善し、結果としてROEが高くなることが考えられます。

選択肢3. (株価/1株当たり自己資本簿価)は、株価収益率(PER)である。

株価収益率は、株価/1株利益 です。

選択肢4. ROEが(1株当たり利益/株価)を上回る場合には、株価は1株当たり自己資本簿価より小さくなる。

選択肢の内容の場合には、株価 / 1株当たり自己資本簿価が1より大きくなることが必要です。

したがって誤りです。

まとめ

自己資本利益率に関する問題でした。

式の内容を押さえておきましょう。

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