中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
中小企業経営・中小企業政策 問4

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和元年度(2019年) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、1983年度から2016年度の期間について、製造業の労働生産性(従業者一人当たりの付加価値額)を、企業規模別に見た場合、①小規模企業の労働生産性は中規模企業と大企業を下回っている。
労働生産性は、資本装備率(従業者一人当たりの有形固定資産)と資本生産性(有形固定資産当たりの付加価値額)に分解できるが、企業規模別に見た場合、小規模企業の資本装備率は中規模企業と大企業より( A )、小規模企業の資本生産性は中規模企業と大企業より( B )。しかしながら、近年こうした②規模間格差に変化が見られるようになっている。
なお、ここでは中規模企業は小規模企業以外の中小企業とし、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとする。対象となる企業は全て法人であり、比較は中央値で行うものとする。

文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • A:高く  B:高い
  • A:高く  B:低い
  • A:低く  B:高い
  • A:低く  B:低い

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この過去問の解説 (2件)

01

製造業を企業規模毎に分けて、資本装備率と資本生産性を比較している問題です。

それぞれ小規模企業白書を参考にすると以下のようになります。

資本装備率 小規模企業 < 中規模企業と大企業

資本生産性 小規模企業 > 中規模企業と大企業

正しい組み合わせは A:低く B:高い です。

選択肢1. A:高く  B:高い

本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:高く  B:低い

本選択肢は不正解です。

選択肢3. A:低く  B:高い

本選択肢が正解です。

選択肢4. A:低く  B:低い

本選択肢は不正解です。

まとめ

小規模企業白書を始めとした統計資料に目を通して、様々に変化していっている様子を把握することも大切です。

資本装備率は依然として小規模事業者が低いままですが、資本生産性については大企業・中規模企業が追い上げていて近年はほとんど差がなくなってきているという変化が起きています。

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02

正解は3です。

1983年度から2016年度の期間について、製造業の労働生産性に関する問題です。

労働生産性は、資本装備率(従業者一人当たりの有形固定資産)と資本生産性(有形固定資産当たりの付加価値額)に分解できますが、企業規模別に見た場合、小規模企業の資本装備率は中規模企業と大企業より(低く)、小規模企業の資本生産性は中規模企業と大企業より(高い)です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→上記の通り適切ではありません。

2→上記の通り適切ではありません。

3→上記の通り適切です。

4→上記の通り適切ではありません。

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