中小企業診断士の過去問
令和元年度(2019年)
中小企業経営・中小企業政策 問3
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和元年度(2019年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、1983年度から2016年度の期間について、製造業の労働生産性(従業者一人当たりの付加価値額)を、企業規模別に見た場合、①小規模企業の労働生産性は中規模企業と大企業を下回っている。
労働生産性は、資本装備率(従業者一人当たりの有形固定資産)と資本生産性(有形固定資産当たりの付加価値額)に分解できるが、企業規模別に見た場合、小規模企業の資本装備率は中規模企業と大企業より( A )、小規模企業の資本生産性は中規模企業と大企業より( B )。しかしながら、近年こうした②規模間格差に変化が見られるようになっている。
なお、ここでは中規模企業は小規模企業以外の中小企業とし、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとする。対象となる企業は全て法人であり、比較は中央値で行うものとする。
文中の下線部①に関して、1983年度と2016年度について、小規模企業と大企業、中規模企業との労働生産性の規模間格差を比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
労働生産性は、資本装備率(従業者一人当たりの有形固定資産)と資本生産性(有形固定資産当たりの付加価値額)に分解できるが、企業規模別に見た場合、小規模企業の資本装備率は中規模企業と大企業より( A )、小規模企業の資本生産性は中規模企業と大企業より( B )。しかしながら、近年こうした②規模間格差に変化が見られるようになっている。
なお、ここでは中規模企業は小規模企業以外の中小企業とし、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとする。対象となる企業は全て法人であり、比較は中央値で行うものとする。
文中の下線部①に関して、1983年度と2016年度について、小規模企業と大企業、中規模企業との労働生産性の規模間格差を比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 小規模企業と大企業、中規模企業との格差はともに拡大している。
- 小規模企業と大企業、中規模企業との格差はともに縮小している。
- 小規模企業と大企業との格差は拡大、小規模企業と中規模企業との格差は縮小している。
- 小規模企業と大企業との格差は縮小、小規模企業と中規模企業との格差は拡大している。
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この過去問の解説 (2件)
01
1983年度と2016年度の、小規模企業と大企業、中規模企業との労働生産性の規模間格差に関する問題です。
1983年度を100としたとき、小規模企業は122、中規模企業は147、大企業は157であり、小規模企業と大企業、中規模企業との格差はともに拡大しています。
各選択肢については、以下の通りです。
1→上記の通り適切です。
2→上記の通り適切ではありません。
3→上記の通り適切ではありません。
4→上記の通り適切ではありません。
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02
製造業での労働生産性の企業規模格差について問われている問題です。
2018年版の小規模企業白書に以下のような記述があります。
「1983年から比較すると、労働生産性の格差が大企業と小規模事業者間だけでなく、中規模企業と小規模事業者間でも広がっている」
正しい選択肢は 小規模企業と大企業、中規模企業との格差はともに拡大している です。
それぞれの格差は拡大しているため、本選択肢は不正解です。
それぞれの格差は拡大しているため、本選択肢は不正解です。
小規模企業白書を始めとした統計資料に目を通して、様々に変化している様子を把握することも大切です。
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