中小企業診断士 過去問
令和2年度(2020年)
問16 (経済学・経済政策 問16)
問題文

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問題
中小企業診断士試験 令和2年度(2020年) 問16(経済学・経済政策 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

- この消費者は、ハンバーガー2個かワッフル1個のいずれかを選んで消費することを好んでいることが分かる。
- この消費者は、ハンバーガー2個に対して、ワッフルの消費を増やすほど効用が増加する、ワッフルが大好きな消費者であることが分かる。
- この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費を2個以上に増やしたとしても、効用は変わらないことが分かる。
- この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費を増やすほど効用が増加する、ハンバーガーが大好きな消費者であることが分かる。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
無差別曲線とは、消費者が同じ効用を得ることができる2財の消費の組合せをつなげた曲線のことです。
同一曲線上では、2財の組合せを変えても、得られる効用は変わりません。
また、本問のようなL字型の無差別曲線は完全補完財のものであり、2財をセットで消費することで効用が上がります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→この消費者は、ハンバーガー2個とワッフル1個をセットで消費することを好んでいます。
2→ハンバーガー2個に対して、ワッフルどれだけ増やしても、同一無差別曲線上となるため、効用は変わりません。
3→適切です。ワッフル1個に対して、ハンバーガーをどれだけ増やしても、同一無差別曲線上となるため、効用は変わりません。
4→選択肢3の通りです。
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02
無差別曲線に関する問題です。無差別曲線とは、社会に2つの財しかない場合を前提として、縦軸にY財、横軸にX財をとった場合に消費者が両者の消費から同じ効用を得られる場合の両者の財の組み合わせを示す曲線です。
この内容を前提に選択肢の内容を検討していきます。
①この消費者は、ハンバーガー2個かワッフル1個のいずれかではなく、ハンバーガー2個とワッフル1個の双方を選択しています。
②この消費者は、ハンバーガー2個に対して、ワッフルの消費をいくら増やしても効用が変わらないことを説明しています。
③この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費を2個以上に増やしたとしても、効用は変わらないことが分かります。
④この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費をいくら増やしても効用は変わらないことを示しています。
冒頭の説明の通り誤りです。
冒頭の説明の通り誤りです。
正解です。
冒頭の説明の通り誤りです。
無差別曲線に関する問題でした。基本論点ですのでしっかり覚えておきましょう。
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03
L字型の形状をとる、完全補完型無差別関数(レオンチェフ型無差別関数)に関する問題です。
補完財とは、2つの財が同じ数あることで役に立つものをいいます。
身近な例としては、靴や手袋などがあります。
靴や手袋は左右1つずつのペアであることに意味があり、片方だけが2つあっても1つ分の意味しかありません。
この消費者は、ハンバーガー2個とワッフル1個を選んで消費することを好んでいることが分かるため不適切な選択肢です。
「いずれか」ではなく、ハンバーガー2個とワッフル1個の組み合わせを好むということです。
この消費者は、ハンバーガー2個に対してワッフルを1個を消費する消費者であり、ワッフルの消費を増やしても効用は増加しないため不適切な選択肢です。
この消費者は、ワッフル1個に対してハンバーガーの消費を2個以上に増やしたとしても効用は変わらないため、正解の選択肢となります。
この消費者は、ワッフル1個に対してハンバーガー2個を消費する消費者であり、ハンバーガーの消費を増やしても効用は増加しないため不適切な選択肢です。
【補足】
完全補完型無差別関数(レオンチェフ型無差別関数)の出題頻度はそれほど多くありませんが、仕組みがスムーズに理解できる方は覚えて得点源にしてください。
無差別曲線の論点では、原点に凸の形状を取る無差別曲線のパターンが一般的(原点から離れる→右上にシフトするほど効用が高くなる)なので、そちらを重点的に復習してください。
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