中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
経済学・経済政策 問15
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 令和2年度(2020年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
家計においては、効用を最大化するために、予算制約を考えることが重要となる。この家計は、X財とY財の2財を消費しているものとする。
下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
下図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 予算線ABは、この家計の所得とY財の価格を一定としてX財の価格が下落すると、ADへと移動する。
- 予算線ABは、この家計の所得を一定としてX財とY財の価格が同じ率で上昇すると、CDへと平行移動する。
- 予算線CDは、この家計の所得が増加すると、ABに平行移動する。
- 予算線CDは、この家計の所得とX財の価格を一定としてY財の価格が上昇すると、CBへと移動する。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は1です。
各選択肢については、以下のとおりです。
1→適切です。Y財の消費が0のとき、X財は価格が下落した分消費が増えてB→Dへ移るため、予算線はADへと移動します。
2→X財とY財の価格が同じ率で上昇する場合、消費量は同じ割合で減少するため、予算線は左へ平行移動します。
3→家計の所得が増加する場合、消費量は同じ割合で増加するため、予算線は右へ平行移動します。
4→X財の消費が0のとき、Y財は価格が上昇した分消費量が減ってC→Aへ移るため、予算線はADへと移動します。
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02
予算制約線に関する問題です。予算制約線とは、予算をすべて使い切った場合のX財とY財の購入量の組み合わせを結んだ曲線を言います。X財やY財の価格が変動するとそれぞれの財の購入量が変動するため、曲線も変動します。
この内容を踏まえて選択肢の内容を検討します。
①予算線ABは、この家計の所得とY財の価格を一定としてX財の価格が下落すると、X財の購入量が増加しますので、予算線ADへと移動します。
②予算線ABは、この家計の所得を一定としてX財とY財の価格が同じ率で上昇すると、双方の財の購入量が減少しますので、ABよりも左側に平行移動します。
③予算線CDは、この家計の所得が増加すると、X財、Y財それぞれの購入量が同じ割合で増加するため、右側に平行移動します。
④予算線CDは、この家計の所得とX財の価格を一定としてY財の価格が上昇すると、Y財の購入量が減少しますので、ADへと移動します。
正解です。
冒頭の説明より誤りです。
冒頭の説明より誤りです。
冒頭の説明より誤りです。
予算制約線に関する問題でした。基本論点ですのでしっかり復習しましょう。
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