中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
財務・会計 問9

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和2年度(2020年) 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

商品19,800円(税込)を仕入れ、代金は現金で支払った。このときの仕訳として、最も適切なものはどれか。なお、消費税率は10%とし、仕訳は税抜方式によるものとする。
  • (借)仕 入  18,000  仮払消費税 1,800     (貸)現 金   19,800
  • (借)仕 入  18,000  租税公課  1,800     (貸)現 金   19,800
  • (借)仕 入  19,800               (貸)現 金   19,800
  • (借)仕 入  19,800               (貸)現 金   18,000   仮受消費税 1,800

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この過去問の解説 (2件)

01

1.正解

  税抜き経理方式の場合、税金を仕入れ金額に含めず税額を仮払い消費税として計上します。

2.不正解

  租税公課は、税込み経理方式で行った消費税を今期に支払う場合に計上します。

3.不正解

  税込み経理方式で仕入れた際の計上の方式です。

4.不正解

  税抜き経理方式の場合の、仮払い消費税は借り方に計上します。 

   

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02

消費税の関係する会計処理に関する問題です。

消費税の処理方式としては2通りあります。

①税込方式:本体金額と消費税額を一体として会計処理するもの。

【仕入れの例:商品100,000円】

仕入 110,000 / 買掛金 110,000

②税抜方式:本体の会計処理と消費税に関する会計処理を別に行うもの。

【仕入れの例:商品100,000円】

仕入 100,000 / 買掛金 110,000

仮払消費税 10,000 /

以上の内容から選択肢の内容を確認します。

選択肢1. (借)仕 入  18,000  仮払消費税 1,800     (貸)現 金   19,800

正解です。

選択肢2. (借)仕 入  18,000  租税公課  1,800     (貸)現 金   19,800

冒頭の説明より誤りです。

選択肢3. (借)仕 入  19,800               (貸)現 金   19,800

冒頭の説明より誤りです。

選択肢4. (借)仕 入  19,800               (貸)現 金   18,000   仮受消費税 1,800

冒頭の説明より誤りです。

まとめ

消費税の会計処理に関する問題でした。2通りですのでよく覚えておきましょう。

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