中小企業診断士の過去問
令和2年度(2020年)
中小企業経営・中小企業政策 問17
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和2年度(2020年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
総務省「就業構造基本調査」に基づき、2007年、2012年、2017年の期間について、起業や事業承継等により「①新たな経営の担い手」となった者の数の推移を見た場合、減少傾向にある。
新たな経営の担い手のうち「起業家」について見ても、②起業家数は減少傾向にあるが、年齢階層別に起業率の推移を見ると、多くの年代で起業率が低下傾向にある中で、26~39歳では上昇傾向にあるなど違いも見られる。
なお、ここでいう「新たな経営の担い手」とは、過去1年間に職を変えた又は新たに職についた者のうち、現在は「会社等の役員」又は「自営業主」と回答した者をいう。「起業家」とは、過去1年間に職を変えた又は新たに職についた者のうち、現在は「会社等の役員」又は「自営業主」と回答し、かつ「自分で事業を起こした」と回答した者をいう。なお、副業としての起業家は含まれていない。
文中の下線部②について、総務省「就業構造基本調査」に基づき、2007年、2012年、2017年の期間について、男女別に起業家数の推移を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
総務省「就業構造基本調査」に基づき、2007年、2012年、2017年の期間について、起業や事業承継等により「①新たな経営の担い手」となった者の数の推移を見た場合、減少傾向にある。
新たな経営の担い手のうち「起業家」について見ても、②起業家数は減少傾向にあるが、年齢階層別に起業率の推移を見ると、多くの年代で起業率が低下傾向にある中で、26~39歳では上昇傾向にあるなど違いも見られる。
なお、ここでいう「新たな経営の担い手」とは、過去1年間に職を変えた又は新たに職についた者のうち、現在は「会社等の役員」又は「自営業主」と回答した者をいう。「起業家」とは、過去1年間に職を変えた又は新たに職についた者のうち、現在は「会社等の役員」又は「自営業主」と回答し、かつ「自分で事業を起こした」と回答した者をいう。なお、副業としての起業家は含まれていない。
文中の下線部②について、総務省「就業構造基本調査」に基づき、2007年、2012年、2017年の期間について、男女別に起業家数の推移を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 男性、女性とも起業家は減少している。
- 男性の起業家は増加、女性の起業家は減少している。
- 男性の起業家は横ばい、女性の起業家は減少している。
- 女性の起業家は増加、男性の起業家は減少している。
- 女性の起業家は横ばい、男性の起業家は減少している。
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この過去問の解説 (3件)
01
2019年度版 中小企業白書 第2部 第2章 我が国の経営者参入の概観からの出題です。
男女の起業家についての状況です。
この問題は、昨今のニュースなどでも女性起業家が取り合えげられ、また、女性の社会進出の促進は課題ですので、常識レベルで回答可能かもしれません。
起業家の総数が減少する中で、女性の起業家は増えている。逆に考えると男性の起業家の数は減少しているということになります。
正解は、4です。
図表 第2-2-6図参照
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02
就業構造基本調査に関する記述として、最も適切なものを選びます。
このデータは2019年度中小企業白書第2部第2章から見ることができます。以下のURLで見ることができます。
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2019/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap2_web.pdf
男女別の起業家数の推移は
男性:減少
女性:増加
となります。
よって、選択肢4が最も適切であると判断できます。
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03
2019年版中小企業白書の第2-2-6図を参考に解説します。
男性の起業家は減少傾向で、女性の起業家は増加傾向で推移しています。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
女性の起業家は増加していますが、起業家全体としては減少傾向で推移しています。
起業家の性別や年代も重要といえるので、中小企業白書などを参考に学習しておきましょう。
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