中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問31

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

以下は、酒販店の店主と中小企業診断士(以下「診断士」という。)との間で行われた売場づくりに関する会話である。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。

店主 :「売場を改善して客単価を上げたいのですが、今の売場をどのように変えるのが良いでしょうか。」
診断士:「それでは、まず、売場における商品配置について考えてみましょう。インストア・マーチャンダイジングの考え方によると、計画購買されやすい商品を( A )に配置することで、来店した顧客の買上点数増加につながりやすくなります。また、( B )を促すように商品配置をすることが、買上点数を増やすためには効果的です。」
店主 :「( B ) は、おつまみなどをお酒と一緒に買ってもらうようなことですね。」
診断士:「お客様が商品を選ぶ際に、もう1品買ってもらうためには、商品のグルーピングも重要です。特にバラエティ・シーキングされやすい商品カテゴリーは、同じ売場にまとめて陳列することで複数の商品を同時に買ってもらえる機会が増えると考えられます。」
店主:「それでは、さっそく売場を変えてみたいと思います。」

会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • A:入口付近  B:関連購買
  • A:入口付近  B:条件購買
  • A:売場の奥  B:関連購買
  • A:売場の奥  B:条件購買
  • A:売場の中心  B:条件購買

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この過去問の解説 (1件)

01

インストア・マーチャンダイジングとは、各商品を売場の最適な配置をして販売促進を図る戦略のことです。

 

計画購買とは、あらかじめ購買意図を持って来店してそれを購入することです。

計画購買される商品を売場の奥に配置することで、顧客の店内回遊率が高まり、他の商品との接触機会を増やせるため、買上点数増加が見込めます。

 

関連購買とは、商品同士の関連性に基づいて購買する非計画型の購買行動のことです。

具体的にはお酒と一緒におつまみを買うようなことです。

 

条件購買とは、値引きやノベルティなどの特定に条件に基づいて行われる購買行動のことです。

 

正しい選択肢の組みわせは、 A:売場の奥 B:関連購買 です。

選択肢1. A:入口付近  B:関連購買

本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:入口付近  B:条件購買

本選択肢は不正解です。

選択肢3. A:売場の奥  B:関連購買

本選択肢が正解です。

選択肢4. A:売場の奥  B:条件購買

本選択肢は不正解です。

選択肢5. A:売場の中心  B:条件購買

本選択肢は不正解です。

まとめ

インストア・マーチャンダイジングについての基礎的な知識を問われている問題でした。

今後の出題される可能性は高いため、復習しておきましょう。

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