中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問30
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。
店舗Xにおける販売計画の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ただし、商品カテゴリーごとの粗利益率は一定で、それぞれの商品カテゴリーの売上は他の商品カテゴリーの売上に影響しないものとする。
店舗Xにおける販売計画の考え方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ただし、商品カテゴリーごとの粗利益率は一定で、それぞれの商品カテゴリーの売上は他の商品カテゴリーの売上に影響しないものとする。
- カテゴリーAの取り扱いをやめると、全体の粗利益率は上昇する。
- カテゴリーBの売上高が2倍になると、全体の粗利益率は上昇する。
- カテゴリーCの売上高が2倍になった場合は、カテゴリーBの売上高が2倍になった場合よりも全体の粗利益高の増加額が大きい。
- カテゴリーDの売上高が半分になると、全体の粗利益率は低下する。
- カテゴリーEの売上高が10倍になると、全体の粗利益高は2倍以上に増加する。
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この過去問の解説 (1件)
01
表内の(値1)~(値3)を計算して、売上構成比と粗利益高を追記した表が以下のものです。
各選択肢をそれぞれ解説します。
カテゴリーAの粗利益率は全体の利益率よりも大きいため、カテゴリーAの取り扱いをやめると、全体の粗利益率は下降します。
そのため本選択肢は不正解です。
カテゴリーBの粗利益率は全体の利益率よりも大きいため、売上高が増加すると全体の粗利益率も上昇します。
そのため本選択肢が正解です。
カテゴリーCの売上高が2倍になった場合の粗利益高の増加額は36万円です。
カテゴリーBの売上高が2倍になった場合は42万円です。
カテゴリーBが粗利益高の増加額は多いため、本選択肢は不正解です。
カテゴリーDの粗利益率は全体の利益率より小さいため、カテゴリーDの売上高が減少すると、他のカテゴリーの売上構成比が高まるので全体の粗利益率は増加します。
そのため本選択肢は不正解です。
カテゴリーEの売上高が10倍になると、全体の売上高は2,350万円となり、全体の粗利益高の増加額は以下のように計算できます。
(2,350 - 1,000 ) x 12% = 162万円
店舗全体の粗利益高から2倍以上に増加していないため、本選択肢は不正解です。
相乗積をはじめとした計算も頻出論点ですので、繰り返し練習して落ち着いて解答できるように学習しておきましょう。
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