中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問29

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

下表は、店舗Xにおける、ある期間の商品カテゴリー別の売上高と粗利益率、相乗積を示したものである。この表を見て、下記の設問に答えよ。なお、表内の(値1)~(値3)については、必要に応じて計算すること。

店舗Xにおいて、表に示した販売期間の粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーはどれか。
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  • カテゴリーA
  • カテゴリーB
  • カテゴリーC
  • カテゴリーD
  • カテゴリーE

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この過去問の解説 (1件)

01

粗利益高を求める計算は以下の方法があります。

1.各カテゴリーの売上高 x 粗利益率

2.店舗全体の売上高 x 各カテゴリーの相乗積

 

相乗積とは店舗全体の売上に対する各カテゴリーの粗利益の貢献度を示す指標です。

計算式は、相乗積 = 売上構成比 x 粗利益率 です。

粗利益高の順位は、相乗積の順位とも考えることができます

本問では値1と値2を計算して、粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーを特定します。

 

値1の売上高構成比 380万円 ÷ 1,000万円 = 38%

値1の相乗積 38% x 25% = 9.5%

 

値2の売上高構成比 90万円 ÷ 1,000万円 = 9%

値2の相乗積 9% x 40% = 3.6%

 

相乗積の順位は以下のようになります。

1.カテゴリーA

2.カテゴリーD

3.カテゴリーB

4.カテゴリーC

5.カテゴリーE

 

粗利益高が2番目に小さい商品カテゴリーは、カテゴリーCとなります。

選択肢1. カテゴリーA

カテゴリーAは粗利益高が最も大きいため、本選択肢は不正解です。

選択肢2. カテゴリーB

カテゴリーBは粗利益高が3番目に大きいため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. カテゴリーC

本選択肢が正解です。

選択肢4. カテゴリーD

カテゴリーDは粗利益高が2番目に大きいため、本選択肢は不正解です。

選択肢5. カテゴリーE

カテゴリーEは粗利益高が最も小さいため、本選択肢は不正解です。

まとめ

表内の(値1)~(値3)を計算して、売上構成比と粗利益高を追記した表が以下のものです。

商品カテゴリー売上高売上構成比粗利益率粗利益相乗積
カテゴリーA380万円38%25%95万円9.5%
カテゴリーB140万円14%30%42万円4.2%
カテゴリーC90万円9%40%36万円3.6%
カテゴリーD240万円24%20%48万円4.8%
カテゴリーE150万円15%12%18万円1.8%
全体1,000万円100%23.9%239万円23.9%

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