中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
企業経営理論 問23

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和5年度 再試験(2023年) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文中の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

新製品を開発するサイエンス的な方法には、何段階もの実施プロセスがある。特に最適ポジショニングの発見では、因子分析によって、消費者の頭の中で既存製品がどのように配置されているかを探る( A )マップを描き、その理想方向を探る( B )分析を実施することがある。また、このプロセスの実施前に、消費者の好みに応じて理想方向が異なることが考えられるため、( C )を実施しておく方が好ましい。理想方向が明らかになれば、製品コンセプト決定の段階に移ることが多く、特に製品の諸属性の中身である属性水準の、ある組み合わせで複数の製品コンセプトをカードなどで表示し、買いたい順序に被験者に並べ替えてもらう方法などで、被験者の好みを属性・属性水準ごとに分解的に推定する( D )分析を用いることがある。この分析結果から( E )を実施することも多い。
  • A:知覚  B:コンジョイント  C:市場細分化  D:選好回帰  E:売上高シミュレーション
  • A:知覚  B:コンジョイント  C:選好回帰  D:売上高シミュレーション  E:市場細分化
  • A:知覚  B:選好回帰  C:市場細分化  D:コンジョイント   E:売上高シミュレーション

  • A:マインド  B:コンジョイント   C:選好回帰  D:売上高シミュレーション  E:市場細分化

  • A:マインド  B:選好回帰  C:売上高シミュレーション  D:コンジョイント  E:市場細分化

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

本問の選択肢として出てきている各用語を簡単にまとめます。

名称特徴
知覚マップ製品開発やマーケティングの際に、消費者が製品やブランドをどのように捉えているのかを視覚的に表すことです。
コンジョイント分析消費者が製品などを選ぶときに、価格やデザイン、機能などどの要素を重視しているのかを分析する手法です。
選好回帰分析知覚マップなどを用いて回帰分析を行い、製品の属性と顧客満足の関係を分析する手法です。
市場細分化

異なる消費者グループで市場を細分化し、それぞれのグループに最適な戦略を立てることです。

 

売上高シミュレーション将来の売上高をシミュレーションすることです。
マインドマップアイデアや手に入れた情報を整理する手法のことです。本問の内容には不適切です。

正しい選択肢の組み合わせは、 A:知覚  B:選好回帰  C:市場細分化  D:コンジョイント  E:売上高シミュレーション です。

選択肢1. A:知覚  B:コンジョイント  C:市場細分化  D:選好回帰  E:売上高シミュレーション

空欄Bと空欄Dが誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:知覚  B:コンジョイント  C:選好回帰  D:売上高シミュレーション  E:市場細分化

空欄CとDとEが誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢3.

A:知覚  B:選好回帰  C:市場細分化  D:コンジョイント   E:売上高シミュレーション

本選択肢が正解です。

選択肢4.

A:マインド  B:コンジョイント   C:選好回帰  D:売上高シミュレーション  E:市場細分化

全ての空欄が誤っているため、本選択肢は不正解です。

選択肢5. A:マインド  B:選好回帰  C:売上高シミュレーション  D:コンジョイント  E:市場細分化

空欄AとCとEが誤っているため、本選択肢は不正解です。

まとめ

本問ではまず、マインドマップは情報の整理やアイデアの発想法で有名な手法のため、本問では不適切な選択肢であることはすぐに判断できたと思われます。

知覚マップや市場細分化は学習していた可能性が高く、売上高シミュレーションは言葉自体からどの空欄が適切か判断は容易です。

その結果選択肢を絞っていき正解を導ける可能性は高い問題です。

参考になった数0