中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
運営管理 問15

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度 再試験(2023年) 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

ある製品についての最適発注計画を考える。製品の発注費は1回当たり5,000円、保管費は1個1期当たり50円である。ただし、製品は、期首に発注し即時に納入され、保管費は、翌期以降に持ち越された量にだけ発生するものとする。
下表は、毎期の予測需要量および最適発注計画を算出するための計算シートを示している。
例えば、「2期に発注」の行と4期の列で示されるセルの値9,500は、2期に2期から4期までの予測需要量の合計値70を発注した場合の費用を示している。すなわち、3期の予測需要量分10が1期間、4期の予測需要量分40が2期間持ち越されることから、この発注に対する保管費が(10 × 1 + 40 × 2 )× 50 = 4,500となり、これに発注費5,000を加えた値が9,500である。

この表から読み取れる記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  1期に全期間の予測需要量を発注したときの総在庫保管費は、8,000円である。
b  3期の予測需要量が10から15に変更されると、最適発注計画の発注期は変化する。
c  最適発注計画では、1期と3期に発注が行われる。
d  最適発注計画の総費用は12,000円である。
問題文の画像
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

最適発注計画について与えられた条件から実際に計算する問題です。

 

a

発注費は5,000円であるため、4期までの保管費を合算した数値から総在庫保管費は以下のように計算できます。

13,000 - 5,000 = 8,000円

そのため本選択肢は正しいです。

 

b

3期の予測需要量が変わると影響を受けるのは、1期に3期までの発注をする場合(a)と、2期に3期までの発注をする場合(b)です。

それぞれの増加する保管費を計算します。

(a) (15 - 10) x 2期分 x 50円 = 500円

(b) (15- 10 ) x 50円 = 250円

増加分を踏まえて判断しても、最適発注計画に影響はないため本選択肢は誤っています。

 

c

最適発注計画は、1期に3期までの発注を行い、4期に発注を行うことです。

そのため本選択肢は誤っています。

 

d

最適発注計画の費用を計算します。

7,000円 + 5,000円 = 12,000円

そのため本選択肢は正しいです。

 

正しい選択肢の組み合わせは、 a:正 b:誤 c:誤 d:正 です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

本選択肢が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

本選択肢は不正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

本選択肢は不正解です。

まとめ

何度も計算を行わなければならないため、他の問題にかける時間がなくなりそうな場合は後回しにする判断も必要な問題です。

ただ、難しい計算ではないため計算が得意であればその限りではありません。

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