中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問98 (運営管理 問16)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問98(運営管理 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

製品開発・製品設計に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  製品設計は、顧客のニーズ変化、生産者の技術向上、地球環境への対応などを動機として新たな製品を企画し、その製品化を図る活動である。
b  生産設計は、機能設計の内容について、生産に対する容易性・経済性などを考慮して設計する活動である。
c  機能設計は、期待する製品の性能を発揮するのに必要な機能とそれらの関連とを求め、各機能を実現させる構造を求める活動である。
d  マーケットインは、部品の製造販売を行う業者が、完成品のメーカーに設計の協力をして共同開発を行い、その際に自社の部品をその新製品の組立てに使用するように働きかける活動である。
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

製品開発についての用語を理解できているかを確認している問題です。

各選択肢をそれぞれ解説します。

 

a

製品開発についての記述であると考えられます。

そのため本選択肢は誤っています。

 

b

生産設計について適切な内容であるため、本選択肢は正しいです。

 

c

機能設計について適切な内容であるため、本選択肢は正しいです。

 

d

マーケットインとは市場のニーズを分析して製品を開発することです。

選択肢の内容はデザインインの記述と考えられることもあり、本選択肢は誤っています。

 

正しい選択肢の組み合わせは、 a:誤 b:正 c:正 d:誤 です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:誤

本選択肢が正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

本選択肢は不正解です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

本選択肢は不正解です。

まとめ

大まかな流れとしては、顧客ニーズや自社の技術を基点に製品を企画して設計、開発するというものになります。

参考になった数11

02

製品開発・製品設計に関する問題です。以下、誤りの解答群のみ解説します。

 

a.製品設計は、顧客のニーズ変化、生産者の技術向上、地球環境への対応などを動機として新たな製品を企画し、その製品化を図る活動である。

→「新たな製品を企画し、その製品化を図る」という内容から、製品開発の記述になります。

製品設計は、解答群cの内容になります。(したがって、解答群cは正解です。機能は、外観、性能、耐久性などと共に製品設計の一部を構成しています)


d.マーケットインは、部品の製造販売を行う業者が、完成品のメーカーに設計の協力をして共同開発を行い、その際に自社の部品をその新製品の組立てに使用するように働きかける活動である。

→「完成品メーカーに設計協力をして共同開発を行う」という内容から、デザイン・インの記述になります。

 

解答群bも正解です。「容易性」に違和感を感じるかも知れませんが、製品を生産するための原材料が調達可能、製品が複製可能(大量生産できる)という意味であると考えられます。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

冒頭の解説より「a: b:正 c: d:誤」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

冒頭の解説より「a: b: c:正 d:誤」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:誤

冒頭の解説より「a:誤 b:正 c:正 d:誤」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

冒頭の解説より「a:誤 b:正 c: d:」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

冒頭の解説より「a:誤 b: c:正 d:」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

解答群dの内容からマーケットインではない→プロダクト・アウトと考えた方もいるかも知れません。

では、プロダクト・アウトとデザイン・インはどのように異なるのでしょうか?

 

冒頭の解説で述べているように、「完成品メーカーに設計協力をして共同開発を行う」ことがデザイン・インです。

プロダクト・アウトではこのような共同開発は行わず、自社の強みを活かせるような製品開発を行ないます。

 

解答群dでは「自社の部品をその新製品の組立てに使用するように働きかける」と述べられていますが、新製品に自社の部品の強みが活かせるかどうかまでは分かりません。(単に、「ウチの部品を使ってよ」ということかも知れません)

参考になった数3

03

製品開発、製品設計に関する問題です。

 

a:製品開発の説明となっています。そのため、誤った選択肢です。

b:生産設計の正しい説明となっています。

c:機能設計の正しい説明となっています。

d:デザインインの説明となっています。そのため、誤った選択肢です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

冒頭の記載から、誤った選択肢です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

冒頭の記載から、誤った選択肢です。

選択肢3. a:誤  b:正  c:正  d:誤

冒頭の記載から、正しい選択肢です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:誤  d:正

冒頭の記載から、誤った選択肢です。

選択肢5. a:誤  b:誤  c:正  d:正

冒頭の記載から、誤った選択肢です。

参考になった数0