中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験（2023年）
問96 (運営管理 問14)

設備保全に関する用語の知識を問う問題です。

各選択肢をそれぞれ解説します。

a

生産保全の説明として適切であるため、本選択肢は正しいです。

b

設備保全の説明として適切であるため、本選択肢は正しいです。

c

定期保全は設備の状態ではなく、あらかじめ決定した一定の周期で行います。

劣化傾向から判断するのは予知保全が該当します。

そのため本選択肢は誤っています。

d

予防保全の説明として適切であるため、本選択肢は正しいです。

正しい選択肢の組み合わせは、　a：正　b：正　c：誤　d：正　です。

設備保全に関する問題です。

本問は、解答群cとdの判断が難しいです。逆に、解答群aとbは妥当な内容であるため、解答群aとbから選択肢を2択に絞り込みたいです。

以下、誤りの解答群のみ解説します。

c.定期保全は、設備の劣化傾向を設備診断技術などによって管理し、故障に至る前の最適な時期に最善の対策を行う方法である。

→予知保全の記述になります。予防保全と紛らわしいのですが、「故障に至る前の最適な時期」とあるため事前に決めているスケジュールで保全するのではないと判断できます。（詳しくは、解説のまとめを参照してください）

設備保全に関する問題です。

a：正しい説明となっています。

b：正しい説明となっています。

c：定期保全は、定期的に決まった時期に実施するため、故障に至る前の最適な時期に実施できるとは限りません。

d：正しい説明となっています。