中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問103 (運営管理 問11)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和6年度(2024年) 問103(運営管理 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

設備レイアウトに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 工程別レイアウトでは、各製品はそれぞれの加工順序に従って工程を移動するので、一般に各製品の進捗管理が容易である。
  • 製品別レイアウトでは、製品を製造する流れに沿って設備を配置し、各設備は一定期間同じ製品を加工するので、一般に自動化が容易である。
  • 製品別レイアウトを採用すると、工程別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に製品が完成するまでに必要な運搬距離が長くなる。
  • 多品種を扱う職場において工程別レイアウトを採用すると、製品別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に各設備の稼働率は低くなる。

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この過去問の解説 (1件)

01

設備レイアウトに関する問題です。

 

本問では、工程別レイアウトと製品別レイアウトの知識が問われています。以下に解説します。

 

・工程別レイアウト

類似の機能を持つ機器や設備を一か所にまとめて配置する、多品種少量生産向きのレイアウトです。ジョブショップ型レイアウト、機能別レイアウトともいいます。多品種少量生産向きのレイアウトであるため、各製品の進捗管理が容易ではありません。

 

・製品別レイアウト

自動車や加工食品など同じ製品を流れ作業で大量に製造する、少品種大量生産向きのレイアウトです。製品別に製造工程に沿って機器や設備を配置するため、フローショップ型レイアウト、ライン型レイアウトともいいます。少品種大量生産向きのレイアウトであるため、各製品の進捗管理が容易です。

選択肢1. 工程別レイアウトでは、各製品はそれぞれの加工順序に従って工程を移動するので、一般に各製品の進捗管理が容易である。

冒頭の解説より、本選択肢は製品別レイアウトの説明になります。

 

工程別レイアウトでは各製品の進捗管理が容易ではないことからも、不適切な選択肢です。

選択肢2. 製品別レイアウトでは、製品を製造する流れに沿って設備を配置し、各設備は一定期間同じ製品を加工するので、一般に自動化が容易である。

冒頭の解説より、製品別レイアウトの説明として適切であり正解の選択肢となります。

選択肢3. 製品別レイアウトを採用すると、工程別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に製品が完成するまでに必要な運搬距離が長くなる。

製品別レイアウトを採用すると、工程別レイアウトを採用する場合に比べて一般に製品が完成するまでに必要な運搬距離が短くなります。

 

工程別レイアウトでは類似の機能を持つ機器や設備を一か所にまとめて配置する反面、製品別レイアウトとは異なり製造工程に沿って機器や設備が配置されているとは限りません。そのため、製造工程上必要な運搬距離は長くなる(複雑になる)ことがあるため、不適切な選択肢です。

選択肢4. 多品種を扱う職場において工程別レイアウトを採用すると、製品別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に各設備の稼働率は低くなる。

多品種を扱う職場において工程別レイアウトを採用すると、製品別レイアウトを採用する場合に比べて、一般に各設備の稼働率は高くなります。

 

機器や設備を一か所にまとめて配置するため稼働率を高めやすく、不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

本問では問われていませんが、他の設備レイアウトには「セル生産型(グループ別)レイアウト」「固定型(据え置き型)レイアウト」もあります。

 

・セル生産型(グループ別)レイアウト

作業員を中心に機器、設備が配置されているため、一気通貫型の作業が可能ですが、流れ作業型の少品種大量生産には不向きです。

 

固定型(据え置き型)レイアウト

飛行機や船舶など、移動させることが困難な大型製品向きのレイアウトです。

 

この手の問題は用語を入れ替えるだけで簡単に引っ掛け問題を作ることができ、各選択肢の記述を見て推理を働かせることができれば選択肢の絞り込みにも役立ちます。

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