1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午前 イ 問13

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午前 イ 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

照明に関する用語の記述として、不適当なものはどれか。
  • 光度とは、ある面上の最小照度の、平均照度に対する比をいう。
  • 光量とは、光束の時間積分量をいう。
  • グレアとは、視野の中に輝度の高い光源などがあることにより、不快を感じたり物の見え方を害することをいう。
  • 照度とは、光を受ける面の単位面積当たりに入射する光束をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、1 です。

光度とは、光源から特定方向に照射される光の強さのことです。

「ある面上の最小照度の、平均照度に対する比」にあたる用語は均斉度です。

他の、2・3・4 は正しく述べています。

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02

正解は【1】です。

光度とは、その方向への単位立体角に出る光束で、単位は(cd)カンデラで表します。

よって不適当です。

照明用語について

光束→光源から出る光の量 単位は(lm)ルーメンで表します。

   光源そのものの明るさをいいます。 

照度→その面に入射する光束 単位は(lx)ルクスで表します。

   光源によって照らされる面の明るさをいいます。

光度→その方向の光束の量 その方向の光の強さです。

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03

照明に関する用語の問題です。

選択肢1. 光度とは、ある面上の最小照度の、平均照度に対する比をいう。

×

光度は、光源からある方向に向かう光束があったとき、光源を頂点とする錐体が、ある方向の単位立体角当たりに放射される光束の大きさです

「ある面上の最小照度の、平均照度に対する比」は、照度均斉度(しょうどきんせいど)のことです。

選択肢2. 光量とは、光束の時間積分量をいう。

光量は、光束φの,ある与えられた時間Δtに渡る、時間積分です。

Q(光量) = ∫φ dt の式で与えられます。

選択肢3. グレアとは、視野の中に輝度の高い光源などがあることにより、不快を感じたり物の見え方を害することをいう。

グレアは、視野内の照明器具の輝度の分布や輝度の値が極端に高いことや、または極端に比率が違う輝度があることで,不快に感じたり、細かいものや対象物を見る能力が低下する状態です。

選択肢4. 照度とは、光を受ける面の単位面積当たりに入射する光束をいう。

照度(E)は、光束を受ける面に対し、単位面積(A)あたりに入射する光束の量(F)です。

E = F / A [lx]

まとめ

<参考>

照明用語の定義は、JIS Z 8113 に載っています。

ただし、選択肢の説明文は、JISとは表現が異なっていますが、ニュアンスは同じです。

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