1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午前 イ 問12

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午前 イ 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような直流2線式環状配電線路において、AB間に流れる電流I〔A〕の値として、正しいものはどれか。
ただし、配電線の1線当たりの抵抗値は、AB間及びAC間が0.1Ω、BC間が0.2Ωとする。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【2】です。

キヒルホッフの法則

流入する電流の和は流出する電流の和に等しい、または0になる

閉回路における起電力の和と電圧降下の和は等しい、または0になる

これを用いて電圧降下の式を作って電流を求めます。

問題の反時計周りで考えると、

0.1I+0.2(I-30)+0.1(I-30-70)=0が成り立ちます。

計算をすると

0.1I+0.2I-6+0.1I-10=0

I(0.1+0.2+0.1)=16

0.4I=16

I=40となります。

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02

正解は、2 です。

まず電流の向きを、A→B→C→A と反時計回りと仮定します。

AB間を流れる電流をAB、同様にBC間をBC、CA間をCAとし、キルヒホッフの法則を用いて計算します。

・回路をA点から反時計回りに電圧降下を計算していくと
0.1AB + 0.2BC + 0.1CA = 0 が導き出せます。

・A点より流入する電流100Aから、100 = AB - CA
(ACとCAは電流の向きが逆のためマイナスとなる)となります。

・B点より流出する電流30Aから、30 = AB - BC となります。

これらの式より、AB = 40(A)が得られます。

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03

直流2線式環状配電線路にある2地点間に流れる電流を求める問題です。

環状配電線路を、A-B-C-Aと一巡したときの電圧降下がゼロとなる、キルヒホッフの法則を当てはめます。

I × 0.1 + (I - 30) × 0.2 + (I - 30 -70) × 0.1 = 0

I = 40 [A]

選択肢1. 30A

×

誤りです。答えは40 [A]です。

選択肢2. 40A

正解です。解説で計算した通りの値です。

選択肢3. 50A

×

誤りです。答えは40 [A]です。

選択肢4. 60A

×

誤りです。答えは40 [A]です。

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