1級電気工事施工管理技士の過去問
令和3年度(2021年)
午後 ロ 問69

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和3年度(2021年) 午後 ロ 問69 (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事現場における安全管理に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
  • 機械間又はこれと他の設備との間に設ける通路を、幅80cmとした。
  • 屋内に設ける通路は、つまずき、すべり、踏抜き等の危険のない状態を保持した。
  • 屋内に設ける通路には、通路面から高さ1.5m以内に障害物がないようにした。
  • 作業場に通ずる場所及び作業場内には安全な通路を設け、通路で主要なものには、通路であることを示す表示をした。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

高さ1.5mではなく高さ1.8mが正しい。

条文は以下の通りです。

労働安全衛生規則 第二編 第十章 通路、足場等(第五百四十条-第五百七十五条)

(屋内に設ける通路)

第五百四十二条 事業者は、屋内に設ける通路については、次に定めるところによらなければならない。

一 用途に応じた幅を有すること。

二 通路面は、つまずき、すべり、踏抜等の危険のない状態に保持すること。

三 通路面から高さ一・八メートル以内に障害物を置かないこと。

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02

建設工事現場における安全管理に関する問題です。

選択肢1. 機械間又はこれと他の設備との間に設ける通路を、幅80cmとした。

〇 正しいです。

作業員が安全に通行できる幅が必要です。

選択肢2. 屋内に設ける通路は、つまずき、すべり、踏抜き等の危険のない状態を保持した。

〇 正しいです。

選択肢3. 屋内に設ける通路には、通路面から高さ1.5m以内に障害物がないようにした。

✕ 誤りです。

高さが1.5mでは、作業員が通行する時に、頭をぶつけてしまいます。

選択肢4. 作業場に通ずる場所及び作業場内には安全な通路を設け、通路で主要なものには、通路であることを示す表示をした。

〇 正しいです。

まとめ

通路としては、かがんだ状態で通行するのではなく、まっすぐ立った状態で

通行するときに、頭をぶつけない高さがないといけません。

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03

「労働安全衛生法」上の建設工事現場での、安全管理に関する問題です。

選択肢1. 機械間又はこれと他の設備との間に設ける通路を、幅80cmとした。

〇 正しいです。

機械間あるいは機械と他の設備との間に設ける通路は、幅 80 cm以上とします。

幅が80 cm ですので、規定にあっています。

(「労働安全衛生規則」第543条(機械間等の通路))

選択肢2. 屋内に設ける通路は、つまずき、すべり、踏抜き等の危険のない状態を保持した。

〇 正しいです。

屋内に設ける通路は、次にようにします。

➀ 用途に応じた幅とします。

② 通路面は、つまずき・すべり・踏抜などの危険がない状態を保持します

③ 通路面から高さ 1.8 m以内には、障害物を置かないようにします。

(「労働安全衛生規則」第542条(屋内に設ける通路))

選択肢3. 屋内に設ける通路には、通路面から高さ1.5m以内に障害物がないようにした。

× 誤りです。

前の選択肢の解説 ③ によれば、通路面から高さ 1.8 m以内には、障害物を置かないようにします。

したがって、「通路面から高さ1.5m以内」は誤りです

選択肢4. 作業場に通ずる場所及び作業場内には安全な通路を設け、通路で主要なものには、通路であることを示す表示をした。

〇 正しいです。

作業場に通ずる場所や作業場内には、作業員が使用する安全な通路を設け、常時有効に保持する必要があります。

また、主要な通路が保持できるように、通路であることを示す表示をします。

(労働安全衛生規則」第540条(通路))

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