1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ハ 問2
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ハ 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
高置タンク方式による給水設備の運転制御に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 受水タンク及び高置タンクの水位を検出して、満水警報と減水警報を設ける。
- 揚水ポンプの運転は、高置タンクからの発停信号により2台で自動交互運転を行う。
- 高置タンクからの減水警報信号により、揚水ポンプの空転防止を行う。
- 受水タンクの水位制御は、パイロット電磁弁の開閉により定水位調整弁が作動して給水する。
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この過去問の解説 (3件)
01
高置タンク方式による給水設備の運転制御に関する設問です。
適切です。
受水タンク及び高置タンクの水位を検出して、満水警報と減水警報を設けます。
適当です。
揚水ポンプの運転は、高置タンクからの発停信号により2台で自動交互運転を行います。
不適当です。
高置タンクからの減水警報信号はポンプの運転信号であり、揚水ポンプの空転防止を行う警報ではありません。
空転防止を行うなら別の信号を設定すべきです。
適当です。
受水タンクの水位制御は、パイロット電磁弁の開閉により定水位調整弁が作動して給水します。
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02
高置タンク方式では、安全性と効率性を確保するために水位の監視、ポンプの自動交互運転、減水警報対応、水位制御に関する方法が重要です。
この選択肢は適切です。水位センサーが受水タンクと高置タンクの水位を定期的に監視し、水位が高い場合には満水警報を発します。これは過充満を防ぐための警報で、過剰な水供給を防ぎます。逆に、水位が低すぎる場合には減水警報を発し、供給不足を回避します。
この選択肢は適切です。2つの揚水ポンプは高置タンクの水位を維持するために交互に運転します。高置タンクの水位が一定以上または一定以下になると、発停信号に応じてポンプが切り替わります。これにより、一方のポンプが故障しても、連続した水供給を確保できます。
この選択肢は不適当です。減水警報は通常、水位が低下したことを示すもので、この警報に基づいてポンプを停止させることは運転制御の逆効果となります。
ポンプの停止は供給を中断させ、本来の目的である水位の維持を妨げるため、不適切な制御方法です。
この選択肢は適切です。水位が定水位以下に低下すると、パイロット電磁弁が開いて定水位調整弁が作動し、受水タンクから高置タンクへの給水が行われます。これにより、一定水位が維持され、適切な水供給が確保されます。
高置タンクについて、適切な安全措置や効率的な運転方法をするための仕組みを押さえておきましょう。
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03
高置タンク方式による給水設備の運転制御に関する問題です。
〇
受水タンク及び高置タンクでは、満水警報水位と減水警報水位で、警報を発します。
〇
揚水ポンプは、高置タンクの推移による自動運転として、高置タンクからの発停信号で自動運転を開始し、原則としてポンプ2台を自動交互運転とします。
×
減水警報信号は、警報として作動し、ポンプの空転防止は、受水タンクのポンプ空転防止水位に設けたスイッチで行います。
「減水警報信号により、揚水ポンプの空転防止を行う」は誤りです。
〇
受水タンクの水位制御は、電極からの信号でパイロット電磁弁を開閉し、定位調整弁を制御します。
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