1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ハ 問1

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ハ 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

空気調和設備の熱負荷計算に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含める。
  • 室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。
  • ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。
  • 地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。

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この過去問の解説 (3件)

01

空気調和設備の熱負荷計算において、どの要素が冷房負荷と暖房負荷に含まれるかを正確に理解する必要があります。

選択肢1. 人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含める。

この選択肢は正しいです。人体、照明、および機器から発生する熱は、室内の温度を上昇させ、冷房が必要になる要因です。

選択肢2. 室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

この選択肢は正しいです。室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風は暖房の効率を向上させる傾向があるため、通常、暖房負荷に含めません。

選択肢3. ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

この選択肢は正しいです。ガラス窓からの日射熱は通常、室内の温度を上昇させ、冷房が必要になる要因です。そのため、暖房負荷には含めない傾向があります。

選択肢4. 地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。

この選択肢は不適当です。地下階の土壌に接している壁からの熱伝達は通常、暖房の効率を向上させる要因であるため、暖房負荷に含めるべきです。冷房とは直接関係がないため、冷房負荷には含めません。

まとめ

各選択肢を検討する際に、以下の原則を押さえましょう。

  • ・冷房負荷には、室内に発生する熱や日射熱の影響など、室内温度を下げる要因が含まれます。
  • ・暖房負荷には、寒冷時に室内温度を維持するための要因が含まれます。

この原則に基づいて各選択肢を考えることが重要になります。

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02

空気調和設備の熱負荷計算に関する問題です。

選択肢1. 人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含める。

室内発生負荷として、人体負荷・照明負荷・室内器具負荷を、冷房負荷として計算に入れます。

選択肢2. 室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

室内をプラス圧としている場合は、暖房でもすき間風は無視します。

ただし、調節暖房の場合はすき間風を考慮します。

選択肢3. ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

ガラス面からの負荷は、冷房では考慮しますが、暖房では含めません。

選択肢4. 地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。

×

土壌に接する壁・床などの負荷は、冷房負荷では無視します。

「地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める」は、誤りです。

参考になった数5

03

空気調和設備の熱負荷計算に関する設問です。

選択肢1. 人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含める。

適当です。

人体、照明及び機器発熱による熱負荷は、室内負荷として冷房負荷に含めます。

選択肢2. 室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

適当です。

室内圧力が正圧の場合、窓からのすきま風負荷は、暖房負荷に含めないことが多いです。

選択肢3. ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多い。

適当です。

ガラス窓透過日射熱負荷は、暖房負荷に含めないことが多いです。

選択肢4. 地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、冷房負荷に含める。

不適当です。

地下階の土壌に接している壁の通過熱負荷は、暖房負荷に含めます。

参考になった数3