1級電気工事施工管理技士の過去問
令和5年度(2023年)
午前 ロ 問32
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和5年度(2023年) 午前 ロ 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
マイクロ波通信に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 広帯域伝送が可能で伝送品質が良い。
- 波長が短いので、鋭い指向性をもつアンテナを使用することができる。
- 他回線との混信や干渉が起き難い。
- 電離層と大地の間で反射して伝搬するため、中継することなく遠距離まで通信が可能である。
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この過去問の解説 (3件)
01
マイクロ波通信に関する設問です。
適当です。
広帯域伝送が可能で伝送品質が良いです。
適当です。
波長が短いので、鋭い指向性をもつアンテナを使用することができます。
適当です。
他回線との混信や干渉が起き難いです。
不適当です。
マイクロ波通信は反射して伝搬するのではなく直進して伝搬します。
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02
マイクロ波通信が高い周波数を持つことと、その特性や利点について基本的な知識を持つことが重要になります。
この回答は適切です。マイクロ波通信は高い周波数を使用するため、広い帯域幅(帯域)でデータを伝送することができます。これは、大量のデータを高速で送信するのに適しています。また、波長が短いため、信号の伝送品質が高く、情報の劣化が少ないため、広帯域伝送が可能で伝送品質が優れていると言えます。
この回答は適切です。マイクロ波の波長は非常に短いため、アンテナから放射される電波が鋭い指向性を持つことができます。これにより、通信信号を特定の方向に向けることができ、通信のセキュリティと信頼性が向上します。指向性の高いアンテナは、通信の妨害や不正アクセスを制御するのに役立ちます。
この回答は適切です。マイクロ波通信は、他の回線や通信媒体との混信や干渉が起きにくい傾向があります。これは、マイクロ波が高い周波数を使用し、他の通信システムと干渉しづらいためです。そのため、信号のクリアな伝送が比較的容易に達成されることがあります。
この回答は不適当です。マイクロ波通信は通常、直線伝播の性質を持っており、電離層や大地との反射を利用して通信を行うわけではありません。したがって、遠距離通信を実現するには、トランスポンダやリピーターステーションなどの中継設備が必要です。通信信号は地形や障害物に遮られる可能性があるため、直接の視界が確保されない場合、中継が不可欠です。
マイクロ波通信はその特性から大容量の情報を高速に送信できるなどメリットがあるますが、通信距離に制約があるなどデメリットもあります。
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03
マイクロ波通信に関する問題です。
〇
マイクロ波通信システムは、数kmから数十kmの距離をマイクロ波を使って信号を伝送する地上の固定無線通信システムです。周波数帯域が広く伝送品質の良いのが特徴です。
〇
マイクロ波の波長は、1~10 cmで直進性が強い性質を持ち、特定の方向に向けて発射することができます。
〇
マイクロ波は、他の通信との混信や干渉の問題はありません。
ただし、無線LANやBluetoothなどで使用される周波数帯のため、影響を受けやすいことがありますが、通信とは関係がないため、問題ありません。
×
周波数が高いマイクロ波は、電離層での反射や屈折はなく、直進します。
HFやVHFの伝播では、電離層で反射や屈折が起きます。
したがって、「電離層と大地の間で反射して伝搬する」は誤りです。
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