1級電気工事施工管理技士 過去問
令和6年度(2024年)
問11 (午前 ロ 問5)

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和6年度(2024年) 問11(午前 ロ 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

据置鉛蓄電池に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • ベント形蓄電池のHS形は、CS形より長寿命である。
  • 電解液の比重は、放電すると下がり、充電により回復する。
  • 蓄電池から放電できる容量は、放電電流が大きくなるほど減少する。
  • 定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したときに取り出せる電気量である。

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この過去問の解説 (1件)

01

ベント形蓄電池のHS形は、CS形より長寿命である。

不適当:実際には、CS形の方がHS形よりも長寿命です。したがって、この記述は不適当です。

電解液の比重は、放電すると下がり、充電により回復する。

適当:放電時に電解液の比重が下がり、充電時に回復するのは正しいです。これは、放電時に硫酸鉛が生成され、充電時に硫酸が再生成されるためです。

蓄電池から放電できる容量は、放電電流が大きくなるほど減少する。

適当:放電電流が大きくなると、蓄電池から放電できる容量は減少します。これは、放電電流が大きいと内部抵抗による損失が増加するためです。

定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したときに取り出せる電気量である。

適当:定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したときに取り出せる電気量を指します。これは、蓄電池の性能を評価するための重要な指標です。

選択肢1. ベント形蓄電池のHS形は、CS形より長寿命である。

HS形とCS形:CS形の方がHS形よりも長寿命です。したがって、「ベント形蓄電池のHS形は、CS形より長寿命である」という記述は不適当です。

選択肢2. 電解液の比重は、放電すると下がり、充電により回復する。

放電と充電:電解液の比重は、放電すると下がり、充電により回復します。これは、放電時に硫酸鉛が生成され、充電時に硫酸が再生成されるためです。

選択肢3. 蓄電池から放電できる容量は、放電電流が大きくなるほど減少する。

放電電流の影響:蓄電池から放電できる容量は、放電電流が大きくなるほど減少します。これは、放電電流が大きいと内部抵抗による損失が増加するためです。

選択肢4. 定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したときに取り出せる電気量である。

定格容量:定格容量は、規定の条件下で放電終止電圧まで放電したときに取り出せる電気量を指します。これは、蓄電池の性能を評価するための重要な指標です。

まとめ

ベント形蓄電池の種類

HS形とCS形の違いを理解し、CS形の方が長寿命であることを覚えておく。

電解液の比重

放電時に比重が下がり、充電時に回復する理由を理解する。

放電電流と容量

放電電流が大きくなると容量が減少する理由を理解する。

定格容量の定義

定格容量が何を意味するのかを正確に覚える。

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