FP2級の過去問
2016年9月
学科 問25

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問題

FP技能検定2級 2016年9月 学科 問25 (訂正依頼・報告はこちら)

株式指標に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  • 同規模・同一業種の銘柄間においては、一般に、PER(株価収益率)の高い銘柄が割安と考えられる。
  • 同規模・同一業種の銘柄間においては、一般に、PBR(株価純資産倍率)の高い銘柄が割高と考えられる。
  • 配当性向は、株価に対する配当金の割合を示す指標である。
  • ROEは、企業の総資本に対する当期純利益の割合を示す指標である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、2です。

1.× 同規模・同一業種の銘柄間においては、一般に、PER(株価収益率)の低い銘柄が割安と考えられています。

2.〇 同規模・同一業種の銘柄間においては、一般に、PBR(株価純資産倍率)の高い銘柄が割高と考えられています。

3.× 「配当性向」は、当期純利益のうち配当に回した割合です。

4.× 「ROE(自己資本利益率)」とは、自己資本に対する利益をいいます。

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02

1.不適切
PER(株価収益率)は、株価が1株あたり純利益の何倍になっているかをみる指標です。同規模・同一業種の銘柄間においては、PER(株価収益率)の低い銘柄が割安といえます。

2.適切
PBR(株価純資産倍率)は、株価が1株あたり純資産の何倍になっているかをみる指標です。同規模・同一業種の銘柄間においては、PBR(株価純資産倍率)が高い銘柄は割高といえます。

3.不適切
配当性向は、純利益に対する配当金の割合をあらわします。利益のうち、どれだけ株主に還元したかをみる指標です。

4.不適切
POE(自己資本利益率)は、株主が出資した資金(純資産)を使って、どれだけの利益を上げたかを見る指標です。

よって、正解は2となります。

参考になった数3

03

正解 2

1.不適切。
 PER(株価収益率)とは、株価がEPS(1株あたり純利益)の何倍になっているかをみる指標です。よって、PERの高い銘柄のほうが割高、低い銘柄のほうが割安といえます。

2.適切。
 PBR(株価純資産倍率)とは、株価がBPS(1株あたり純資産)の何倍になっているかをみる指標です。よって、PBRの高い銘柄のほうが割高、低い銘柄のほうが割安といえます。

3.不適切。
 配当性向とは、純利益に対する配当金の割合を示す指標です。問題文中の、株価に対する配当金の割合を示す指標は、配当利回りです。

4.不適切。
 ROE(自己資本利益率)とは、総資本ではなく自己資本に対する当期純利益の割合を示す指標です。

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