FP2級の過去問
2017年1月
実技 問79

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問題

FP技能検定2級 2017年1月 実技 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

下記の<親族関係図>の場合において、民法の規定に基づく法定相続分に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句または数値を語群の中から選び、それが正しい組み合わせとなっている選択肢を選びなさい。なお、同じ語句または数値を何度選んでもよいこととする。
問題文の画像
  • (ア)1/2  (イ)1/3  (ウ)1/16
  • (ア)1/2  (イ)3/4  (ウ)なし
  • (ア)2/3  (イ)1/8  (ウ)1/8
  • (ア)1/2  (イ)1/4  (ウ)なし

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この過去問の解説 (3件)

01

4が正解です。

法定相続人は配偶者、子、直系尊属、兄弟姉妹です。配偶者は常に法定相続人となり、それ以外は上位順位者がいない場合に法定相続人になります。

本問では配偶者と子が相続人となり、この場合は配偶者の相続分は2分の1、子の相続分は2分1です。

・被相続人の妻の法定相続分は1/2。(ア)

子はさらに人数分で分割しますが、長女は相続放棄しています。よって長男と次男の2人で分割します。

・被相続人の長男の法定相続分は1/4。(イ)

相続放棄した場合、代襲相続は認められません。

・被相続人の孫Aと孫Bのそれぞれの法定相続分はなし。(ウ)

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02

(ア)1/2
配偶者は常に相続人となります。ただし、婚姻の届け出をしていない、もしくは、事実婚の場合には相続人にはなれません。資料より、妻(配偶者)の法定相続分は1/2となります。

(イ)1/4
妻が1/2を相続しますので、次の優先順位の長男、長女、二男で残りの1/2を相続します。ところが、長女が相続を放棄していますので、長男と次男の二人で分割します。

(ウ)なし
長女が相続を放棄していますので、その子供たちが代襲相続人にはなりません。孫Aと孫Bは法定相続人にはなりませんので、相続分はなしとなります。

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03

【正解 4】

法定相続人に「配偶者」と「子」がいる為、法定相続分は「配偶者1/2」「子1/2」となります。

子は、長男、長女、二男と3人いますが、長女は相続放棄をしているので「子1/2」の相続分を長男と二男の2人で分け合うことになります。したがって長男の相続分は1/4となります。

また孫A、孫Bに関してですが、長女が相続放棄をしているので代襲相続をすることができません。したがって、孫A、孫Bの相続分はありません。

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