FP2級の過去問
2017年1月
実技 問99
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問題
FP技能検定2級 2017年1月 実技 問99 (訂正依頼・報告はこちら)
秀樹さんは、定年後も再雇用制度を利用し、引き続きWZ株式会社に勤めた場合の60歳台前半の老齢厚生年金の支給調整について、FPの井坂さんに質問をした。井坂さんの次の説明の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、正しい語句の組み合わせとなっているものを選びなさい。なお、秀樹さんは大学を卒業した22歳から継続して厚生年金保険および雇用保険に加入しているものとする。
- (ア)1 (イ)4 (ウ)6
- (ア)2 (イ)5 (ウ)7
- (ア)1 (イ)4 (ウ)7
- (ア)2 (イ)5 (ウ)6
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)1「28万円」
(イ)4「に加えて、さらに老齢厚生年金が支給調整(一定額が支給停止)されます」
(ウ)6「60歳台前半の老齢厚生年金は全額支給停止」
なお、老齢基礎年金や65歳以降に受け取る老齢厚生年金は、退職後に雇用保険の基本手当を受給しても、支給停止にはなりません。
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02
(ア)には、「28万円」
(イ)には、「に加えて、さらに老齢厚生年金が支給調整(一定額が支給停止)されます」
(ウ)には、「60歳台前半の老齢厚生年金は全額支給停止」
が入ります。
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03
60歳台前半で総報酬月額相当額と基本月額との合計が28万円を超えた場合、年金の一部、または全部が支給停止となります。
なお、60歳台後半は47万円超となります。
雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金を受けることができる場合、在職老齢年金の仕組みによる支給調整に加えて、さらに老齢厚生年金が支給調整されます。
雇用保険の基本手当を受けている間、60歳台前半の老齢厚生年金は全額支給停止となります。
【ポイント】
2020年1月時点、厚生労働省は、在職老齢年金の減額基準を60~64歳は「28万円超」から「47万円超」へ引き上げる方向で最終調整しています。
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