FP2級の過去問
2017年5月
実技 問63
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問題
FP技能検定2級 2017年5月 実技 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、手数料および税金は考慮しないものとする。
・この企業の株式を2015年7月7日に1単元(1単位)購入し、2017年3月10日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は、(ア)である。
・この企業の2018年3月期(予想)の連結の経常利益は2017年3月期(予想)の連結の経常利益と比べ、(イ)している。
・この企業の株式を2015年7月7日に1単元(1単位)購入し、2017年3月10日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は、(ア)である。
・この企業の2018年3月期(予想)の連結の経常利益は2017年3月期(予想)の連結の経常利益と比べ、(イ)している。
- (ア)12,000円 (イ)増加
- (ア)12,000円 (イ)減少
- (ア)16,000円 (イ)増加
- (ア)16,000円 (イ)減少
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この過去問の解説 (3件)
01
株式の保有期間は2015年7月7日~2017年3月10日なので、
配当を受け取るのは15年9月・16年3月・16年9月の3回となります。2017年3月に関しては、末日まで株式を保有していないので配当を得ることはできません。
【配当】欄より、当該時期の配当は1株あたり、40・40・40(円)であることがわかります。
従って、1単位を当該期間保有した場合受け取れる配当金は、40(円)×100(株)×3=12000円となります。
(イ) 【業績】欄より、2017年3月予想と2018年3月予想の経常利益を比較すると、
それぞれ32500/35500(百万円)となっています。
従って、連結の経常利益は増加していると判断できます。
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02
(ア)
2015年7月7日から2017年3月10日までに受け取る配当金を求めます。
【配当】欄によると、
2015年9月、2016年3月、2016年9月、2017年3月に配当金が出ますが、2017年3月10日に株式を売却する場合は3月31日まで保有していないため、2017年3月の配当金は出ません。
よって、2015年9月、2016年3月、2016年9月の配当金を見ると、各期において1株当たり40円ずつ配当金が出ます。
【株式】欄によると「単位100株」とあるため、
1単元(100株)で受け取る配当金は
40株×3×100=12,000円となります。
(イ)
連結の経常利益は【業績】欄に載っています。
2017年3月期の予想経常利益は32,500(百万円)
2018年3月期の予想経常利益は35,500(百万円)
と記載があるため、予想経常利益は増加しています。
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03
ア…まず、この場合の1単元とは100株であることが解ります(資料一番上、真ん中より少し左側に【株式】単位100株の表記あり)。
配当は、資料真ん中の下の段【本社】欄のすぐ左側に【配当】の欄があり、そこをみます。
2015年7月に購入して、2017年3月に売却していますので、
保有期間中の配当金は、2015年9月、2016年3月、9月に受け取っていることが解ります。
よって(40円×3回分)×100株=12000円となります。
イ…【配当】の左横は、広く【業績】が記されています。
「経常利益 連17.3予 32500」とは、
2017年3月の連結決済で、経常利益は32500百万円と予想している、という意味です。
「経常利益 連18.3予 35000」とは、
2018年3月の連結決算で、経常利益は35000百万円ち予想している、という意味です。
このことから、経常利益は増加すると予想されていることがわかります。
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