FP2級の過去問
2017年9月
学科 問10

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2017年9月 学科 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<物品販売業A社の損益計算書>の勘定科目に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 売上高は、企業の規模を推し量る数値であり、経営効率を示す指標である総資本回転率は、売上高を総資本で除した数値である。
  • 売上原価は、期首の在庫(期首商品棚卸高)と期中の商品仕入高の合計から期末の在庫(期末商品棚卸高)を差し引いたものである。
  • 販売費及び一般管理費は、販売業務や管理業務に関して発生した費用であり、役員報酬や従業員給与はここに含まれる。
  • 当期純利益は、税引前当期純利益から法人税等を差し引いた後の利益であり、利益効率を示す指標であるROEは、売上高に対する当期純利益の割合である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.適切
総資本回転率とは、いかに少ない資本でどれだけ利益を上げたか意味し、経営の効率性を見ることができます。

2.適切
売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高

3.適切
販売費及び一般管理費とは、事業活動の本業収入を得るための経費を指しますので、役員報酬や従業員給与は人件費として含まれます。

4.不適切
ROE(Return on Equity)は、資本金を使ってどれだけ利益をあげたのかを分析するための指標で、投資の利回り計算に用いられます。

参考になった数6

02

1.
適切な記述です。
設問のとおりです。

2.
適切な記述です。
設問のとおりです。

3.
適切な記述です。
設問のとおりです。

4.
不適切な記述です。
ROEは、株主が出資したお金=自己資本を使って、どれだけの利益を上げたかをみる指標であり、自己資本に対する当期純利益の割合となります。

参考になった数3

03

【正解 4】

1.適切
経営効率を示す指標である総資本回転率は、売上高÷総資本で求めることができます。

2.適切
棚卸高は商品の在庫であり、売上原価は売却した分である為、期首の在庫と期中の商品仕入高の合計から期末の在庫を差し引いて求めることができます。

3.適切
役員報酬や従業員給与は、販売費及び一般管理費に含まれます。

4.不適切
ROEは、「当期純利益÷自己資本×100」で求めることができます。
自己資本を使って、どれだけ利益を上げられたかを計る指標で、財務の健全性をみるのに役立ちます。

参考になった数1