FP2級の過去問
2018年1月
学科 問40

1.適切
損益計算書は、企業の通知表である経営成績を表しています。

2.適切
貸借対照表は、企業の体力や持久力にあたる財政状態を表しています。

3.不適切
事業年度の所得と当期純利益は一致しません。当期純利益をもとに、税制調整（益金と損金の参入・不算入）を行い、法人税法上の課税所得金額を算出します。

4.適切
キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を表し、キャッシュの流れを表しています。

よって、正解は３となります。

正解は3．です。

1．記載の通り、損益計算書とは、一会計期間の企業の経営成績を表したものです。よって適切

2．記載の通り、貸借対照表は、一時点における企業の財政状況を表したものです。よって適切

3．決算書における当期純利益と法人税申告書における各事業年度の所得の金額は、必ずしも一致しません。会計と税務では計算の目的が違うためこのようになります。よって不適切

4．記載の通り、キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を表したものです。よって適切

【正解 3】

1.適切
損益計算書は、一会計期間における企業の経営成績を表しています。
収益から費用を差し引いて利益を計算しています。

2.適切
貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を表しています。
資産、負債、純資産の残高が記載されています。

3.不適切
決算書における当期純利益と法人税申告書における各事業年度の所得の金額は、必ずしも一致しません。
当期純利益は「収益－費用」で計算をし、各事業年度の所得（法人税）は「益金－損金」で計算する為です。

4.適切
キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を示したものです。
営業活動、投資活動、財務活動の3つに区分されています。