FP2級の過去問
2018年5月
実技 問63

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問題

FP技能検定2級 2018年5月 実技 問63 (訂正依頼・報告はこちら)

氷室さんは、保有しているPX投資信託(追加型国内公募株式投資信託)の収益分配金を2018年に受け取った。PX投資信託の運用状況が下記<資料>のとおりである場合、収益分配後の個別元本として、正しいものはどれか。
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  • 14,830円
  • 14,680円
  • 14,280円
  • 14,130円

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この過去問の解説 (3件)

01

投資信託における収益分配金は、普通分配金(値上がり分)と元本払戻金(特別分配金)に分かれます。分配金が元本払戻金(特別分配金)となった場合には、利益がなかったとして非課税となり、普通分配金(値上がり分)は課税対象となります。

資料より、
・収益分配金支払前の個別元本:14,680円
・収益分配金支払後の基準価格:14,130円
       ↑より、分配金:  700円
           差 額:  550円(=特別分配金)
           残 り:  150円(=普通分配金)
・収益分配金落ち後の個別元本=収益分配金落ち前の個別元本-元本払戻金
∴氷室さんの個別元本=14,680円-550円=14,130円

よって、正解は4となります。

参考になった数4

02

正解は4です。

・収益分配前の個別元本、14680円
これは、購入した際の基準価額のことを指します。
ここから、
・収益分配「前」の基準価額、14830円
・収益分配「後」の基準価額、14130円
と推移していったということが資料から読み取れます。
14680円→14830円→14130円
最終的には購入した際の価額14680円から分配後の価額14130円を引いて
その差額550円が特別分配金となります。
ここで、資料に「収益分配金700円」とありますから
収益分配金700円から、特別分配金550円を引くと
150円が普通分配金ということになります。

収益分配後の個別元本は、
収益分配前の個別元本から、特別分配金を引いて求めますので
14680円-550円=14130円

となり、正解は4(14130円)ということになります。

参考になった数4

03

【正解4】

収益分配後の基準価格が個別元本よりも低い場合、個別元本を上回る部分が普通分配金として課税され、個別元本を下回る部分は元本払戻金として非課税となります。

本問では、収益分配後の基準価格は14,130円(=14,830円-700円)
個別元本は14,680円なので、

普通分配金は14,830円ー14,680円=150円
元本払戻金は14,680円ー14,130円=550円

元本払戻金が支払われた場合、個別元本はその分だけ減額修正されるため、個別元本は

14,680円-550円=14,130円

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