FP2級の過去問
2019年5月
学科 問27
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問題
FP技能検定2級 2019年5月 学科 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
効率的市場仮説に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 効率的市場仮説では、投資家にとって最適なポートフォリオは、無リスク資産と市場ポートフォリオによって構成されるとする。
- 効率的市場仮説では、無リスク資産と市場ポートフォリオの組入比率は、投資家のリスク許容度の大きさに応じて調整すべきとされている。
- 効率的市場仮説では、すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されていると仮定する。
- 効率的市場仮説では、市場が効率的であれば、現在利用可能な情報を利用して、将来の価格変動を予測することができるとされている。
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この過去問の解説 (3件)
01
[1]適切
効率的市場仮説では、投資家にとって最適なポートフォリオは、無リスク資産と市場ポートフォリオによって構成されるとしています。
ここでいう無リスク資産とは「国債」などの安全資産を指し、市場ポートフォリオとは、市場にある全銘柄を各銘柄の時価総額の構成比率に合わせて購入したポートフォリオのことを指します。
[2]適切
効率的市場仮説では、無リスク資産と市場ポートフォリオの組入比率は、投資家のリスク許容度の大きさに応じて調整すべきとされています。
[3]適切
効率的市場仮説では、すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されていると仮定します。
つまり、リスクに見合うリターン以上のリターンを得ることはできないということです。
[4]不適切
株価の値動きはランダム(不規則)で将来の価格変動を予測することは不可能とされています。
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02
【正解 4】
効率的市場仮説とは、
・市場に参加している投資家は必ず効率的で合理的な行動をしている。(常に利益を出そうと行動している)
・株価は常に全ての情報を反映している。
・株価は新しいニュースによって即座に調整される。
上記の前提で考えると全ての投資家の投資成績は同じになります。
そのため市場の平均以上のパフォーマンスを実現するのは不可能であるとする仮説です。
[1] 適切
投資家にとって最適なポートフォリオは、無リスク資産と市場ポートフォリオによって構成されます。
無リスク資産とは、元本が保証(確保)された安全資産のことです。
[2] 適切
無リスク資産と市場ポートフォリオの組入比率は、投資家のリスク許容度の大きさに応じて調整すべきと言われています。
[3] 適切
すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されていると仮定します。
[4] 不適切
市場が効率的であれば、株価は新しいニュースによって即座に調整されるため、
将来の価格変動を予測することはできないとされています。
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03
[1]適切
効率的市場仮説では、投資家にとって最適なポートフォリオは、無リスク資産と市場ポートフォリオによって構成されるとしています。
[2]適切
効率的市場仮説では、無リスク資産と市場ポートフォリオの組入比率は、投資家のリスク許容度の大きさに応じて調整すべきとされています。
[3]適切
効率的市場仮説では、すべての利用可能な情報が完全に市場価格に反映されていると仮定しています。
[4]不適切
効率的市場仮説では、市場が効率的であれば、すべての利用可能な情報は市場価格に反映されるため、将来の価格変動を予測することはできません。
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