FP2級の過去問
2019年9月
実技 問68

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問題

FP技能検定2級 2019年9月 実技 問68 (訂正依頼・報告はこちら)

下記<資料>は、平尾さんが購入を検討している投資用マンションの概要である。この物件の実質利回り(年利)として、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果については小数点以下第3位を四捨五入すること。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4です。

実質利回りは、投資額に対する年間収入から経費等の支出を除いた額(利益)の割合で採算性を表す指標です。
 実質利回り(%) = (収入金額経費) ÷ 物件購入価格 × 100 ・・・①

《年間家賃収入》
・86,000円 × 12ヶ月 = 1,032,000円

《年間経費》
・管理費等 10,000円 × 12ヶ月 = 120,000円
・管理業務委託費 86,000円 × 5% × 12ヶ月 = 51,600円
・固定資産税 65,000円
合計すると、
 120,000円 + 51,600円 + 65,000円 = 236,600円

《物件購入価格》
・購入費用総額 1,860万円


これらを①の式に当てはめると
実質利回り(%)= (1,032,000円236,600円) ÷ 18,600,000円 × 100 = 4.276…(%)
(小数点以下第3位を四捨五入して)4.28% となります。

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02

【正解4】

実質利回りは、物件の収益力を測る指標で、以下の計算式で求めることができます。

実質利回り=(年間の家賃収入-諸経費)÷物件の購入費用総額×100

年間家賃収入は、
 86,000円×12ヶ月=1,032,000円

諸経費(運営コスト)は、
・管理費等:10,000円×12ヶ月=120,000円
・管理業務委託費:86,000円×5%×12ヶ月=51,600円
・固定資産税:65,000円(年額)

純収入は、
1,032,000円ー(120,000円+51,600円+65,000円)=795,400円

物件の購入費用総額は1,860万円なので、
実質利回り(%)
=795,400円÷18,600,000円×100
=4.276344…
→4.28%(小数点第3位を四捨五入)

参考になった数0

03

4が適切です。

実質利回り(年利)は以下のように求められます。

実質利回り=(年間家賃収入ー年間諸経費)÷物件価格

実質利回りは、投資する物件価格に対して、1年間の利益がどの程度かを示す指標です。実質利回りが高いほど、投資金額に対して効率よく利益が出ることを意味します。

まず、年間家賃収入は以下の通りです。

年間家賃収入=86,000円×12ヶ月=1,032,000円

また、年間にかかる各々の諸経費は

管理費=10,000×12ヶ月=120,000円
業務委託費=86,000×5%×12ヶ月=51,600円
固定資産税年額 65,000円

となりますので、1年間にかかる諸経費の合計は

年間諸経費合計=120,000円+51,600円+65,000円=236,000円

となります。
以上から、実質利回りは

実質利回り=(年間家賃収入ー年間諸経費)÷物件価格
=(1,032,000円−236,000円)÷18,600,000≒4.28%

となります。

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