FP2級の過去問
2020年9月
実技 問74
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問題
FP技能検定2級 2020年9月 実技 問74 (訂正依頼・報告はこちら)
中井洋子さん(52歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容に関する次の記述の空欄( ア )〜( ウ )にあてはまる数値として正しい組み合わせを選びなさい。
なお、保険契約は有効に継続し、かつ特約は自動更新しているものとし、洋子さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
洋子さんが現時点で、糖尿病で12日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
洋子さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため26日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
洋子さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
なお、保険契約は有効に継続し、かつ特約は自動更新しているものとし、洋子さんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
洋子さんが現時点で、糖尿病で12日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
洋子さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため26日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
洋子さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
- ( ア )8 ( イ )758 ( ウ )4,010
- ( ア )9 ( イ )658 ( ウ )4,010
- ( ア )8 ( イ )748 ( ウ )4,030
- ( ア )9 ( イ )648 ( ウ )4,030
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この過去問の解説 (3件)
01
(ア)8
<資料/保険証券1>より
・疾病入院特約 5,000円×(12日−4日)=4万円
・生活習慣病入院特約 5,000円×(12日−4日)=4万円
合計=4万円+4万円=8万円
(イ)758
<資料/保険証券1>より
・特定疾病保障特約保険金額 500万円
・疾病入院特約 5,000円×(26日−4日)=11万円
・手術給付金 5,000円×20倍=10万円
・生活習慣病入院特約 5,000円×(26日−4日)=11万円
<資料/保険証券2>より
・ガン診断給付金 200万円
・ガン入院給付金 1万円×26日=26万円
合計=500万円+11万円+10万円+11万円+200万円+26万円=758万円
(ウ)4,010
<資料/保険証券1>より
・終身保険金額 200万円
・定期保険特約保険金額 2,800万円
・特定疾病保障特約保険金額 500万円
・傷害特約保険金額 500万円
<資料/保険証券2>より
・死亡給付金 10万円
終身保険は、一生涯の保障で、死亡したり高度傷害になった場合に保険金が支払われます。
定期保険特約は、保険期間中(資料/保険証券1では80歳まで)に死亡したり高度障害になった場合に保険金が支払われます。
特定疾病保障特約は、ガン、急性心筋梗塞、脳卒中と診断されたときに支払われますが、保険期間中に他の理由で高度障害、死亡した場合にも支払われます。
また、傷害特約は、不慮の事故により一定の身体障害、または死亡したときに支払われます。
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02
(ア)
洋子さんが糖尿病で12日間入院した場合(手術なし)、保険会社から支払われる保険金・給付金は以下の通りです。
<資料/保険証券1>
・疾病入院特約 5,000円×(12日ー4日)=4万円
・生活習慣病入院特約 5,000円×(12日ー4日)=4万円
<資料/保険証券2>
・対象なし
よって、4万円+4万円=8万円
(イ)
洋子さんが初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため26日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は以下の通りです。
<資料/保険証券1>
・特定疾病保障特約保険金額 500万円
・疾病入院特約 5,000円×(26日ー4日)=11万円
・手術給付金 5,000円×20倍=10万円
・生活習慣病入院特約 5,000円×(26日ー4日)=11万円
∴500万円+11万円+10万円+11万円=532万円
<資料/保険証券2>
・ガン診断給付金 200万円
・ガン入院給付金 1万円×26日=26万円
∴200万円+26万円=226万円
よって、532万円+226万円=758万円
(ウ)
洋子さんが交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は以下の通りです。
<資料/保険証券1>
・終身保険金額(主契約保険金額) 200万円
・定期保険特約保険金額 2,800万円
・特定疾病保障特約保険金額 500万円
・傷害特約保険金額 500万円
∴200万円+2,800万円+500万円+500万円=4,000万円
<資料/保険証券2>
・死亡給付金 10万円
※「特定疾病保障特約」は、特定疾病(脳卒中・ガン・急性心筋梗塞)になった際に保険金が支払われますが、死亡・高度障害状態に陥った際は、原因が特定疾病でなくても保険金が支払われます。
以上より、(ア)8(イ)758(ウ)4,010
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03
【リスク管理:生命保険】
についての問題です。
「洋子さんが現時点で、糖尿病で12日間入院した場合(手術は受けていない)、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )8万円である。」
が正です。
<資料/保険証券I>により
●疾病入院特約(5,000円×8日間)
●生活習慣病入院特約(5,000円×8日間)
生活習慣病とは、がん・心臓病・糖尿病・高血圧等を指します。
総額8万円となります。
「洋子さんが現時点で、初めてガン(悪性新生物)と診断され、治療のため26日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率20倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )748万円である。」
が正です。
<資料/保険証券1>より
●特定疾病保障特約保険金額(500万円)
特定疾病とは、がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病を指します。
●疾病入院特約&生活習慣病入院特約(22日間×1万円)
生活習慣病とは、がん・心臓病・糖尿病・高血圧等を指します。
●手術給付金(5,000円×20倍)
<資料/保険証券2>より
●ガン診断給付金(200万円)
●がん入院給付金(1万円×26日間)
総額で748万円となります。
「洋子さんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )4010万円である。」
が正です。
<資料/保険証券1>より
●終身保険(200万円)
●定期保険特約保険金額(2800万円)
●特定疾病保障特約保険金額(500万円)
特定疾病保障特約は、特定疾病にならずに亡くなったときにも保険金が支払われます。
●傷害特約保険金額(500万円)
傷害特約は交通事故・災害等不慮の事故に合い、180日以内に死亡・高度障害になった場合に死亡保険金が支払われます。
<資料/保険証券2>より
●死亡給付金(10万円)
総額で4,010万円となります。
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