FP2級の過去問
2020年9月
実技 問79
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問題
FP技能検定2級 2020年9月 実技 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
会社員の最上さんは、2020年 3月末日に勤務先を退職した。最上さんの退職に係るデータが下記<資料>のとおりである場合、最上さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、最上さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。
<資料:最上さんの退職に係るデータ>
支給される退職一時金: 1,200万円
勤続期間 : 21年 3ヵ月
<資料:最上さんの退職に係るデータ>
支給される退職一時金: 1,200万円
勤続期間 : 21年 3ヵ月
- 130万円
- 165万円
- 260万円
- 330万円
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この過去問の解説 (3件)
01
退職所得の金額は
退職所得金額=(収入金額−退職所得控除額)×1/2
で求められます。
退職所得控除額は、勤続年数によって計算方法が異なります。
・勤続年数が20年以下の場合
退職所得控除額=40万円×勤続年数
・勤続年数が20年超の場合
退職所得控除額=800万円+70万円×(勤続年数−20)
なお1年未満の端数は1年に繰上げます。
最上さんの勤続年数は21年3ヶ月なので、繰上げて22年となります。よって、
退職所得控除額=800万円+70万円×(22−20)=940万円
となります。従って、最上さんの退職所得金額は
退職所得金額=(1,200万円−940万円)×1/2=130万円
となります。
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02
【タックスプランニング:各種所得の内容】
についての問題です。
この問題で押さえるべき点は以下です。
・勤続期間21年3か月は勤続年数22年とします。
・退職所得控除額は800万円+70万円×(勤続年数-20年)で算出します。
・退職所得は(収入金額-退職所得控除額)×1/2で算出します。
よって
800万円+70万円×(22年-20年)=退職所得控除額 940万円
(1200万円-940万円)×1/2=退職所得額 130万円
となります。
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03
退職所得金額は、以下の計算式で算出されます。
退職所得の金額=(退職金ー退職所得控除額)×1/2
退職所得控除額は、以下の計算式で求められます。
800万円+70万円×(勤続年数ー20年)
※勤続年数が20年以下の場合は、40万円×勤続年数
なお、勤続年数の1年未満の端数は「切上げ」となるため、最上さんの勤続年数は、22年となります。
退職所得控除額は、
800万円+70万円×(22年ー20年)=940万円
よって、退職所得の金額は、
(1,200万円ー940万円)×1/2=260万円×1/2=130万円
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