FP2級の過去問
2021年1月
実技 問71
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問題
FP技能検定2級 2021年1月 実技 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
妹尾ゆかりさん(55歳)が保険契約者(保険料負担者)および被保険者として加入している生命保険(下記<資料>参照)の保障内容等に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる数値の組み合わせを選びなさい。なお、保険契約は有効に継続しているものとし、ゆかりさんはこれまでに<資料>の保険から、保険金・給付金を一度も受け取っていないものとする。また、各々の記述はそれぞれ独立した問題であり、相互に影響を与えないものとする。
・ゆかりさんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・ゆかりさんが現時点で、糖尿病で12日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・ゆかりさんが現時点で、初めてがん(乳がん・悪性新生物)と診断されて16日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
・ゆかりさんが現時点で、交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ア )万円である。
・ゆかりさんが現時点で、糖尿病で12日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( イ )万円である。
・ゆかりさんが現時点で、初めてがん(乳がん・悪性新生物)と診断されて16日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合、保険会社から支払われる保険金・給付金の合計は( ウ )万円である。
- (ア)110 (イ)9 (ウ)172
- (ア)120 (イ)9 (ウ)172
- (ア)110 (イ)8 (ウ)182
- (ア)120 (イ)8 (ウ)182
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 1 です。
支払われる保険金・給付金の算出手順は下記の通りです。
■交通事故で死亡(入院・手術なし)した場合
医療保険:
・死亡保険金100万円
終身がん保険:
・死亡給付金(がん以外による死亡)10万円
→合計110万円
■糖尿病で12日間入院し(手術は受けていない)、退院日の翌日から約款所定の期間内に10日間通院した場合
医療保険:
・疾病入院給付金 日額5,000円 × 12日間 = 60,000円
・通院給付金 日額3,000円 × 10日間 = 30,000円
終身がん保険:給付なし
→合計90,000円
■初めてがん(乳がん・悪性新生物)と診断されて16日間入院し、その間に約款所定の手術(給付倍率40倍)を1回受けた場合
医療保険:
・疾病入院給付金 日額5,000円 × 16日間 = 80,000円
・女性疾病入院給付金 日額5,000円 × 16日間 = 80,000円
・手術給付金 入院給付日額5,000円 × 40倍 = 200,000円
終身がん保険:
・がん診断給付金 1,000,000円
・がん入院給付金 日額10,000円 × 16日間 = 160,000円
・がん手術給付金 200,000円
→合計1,720,000円
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02
正解は1です。
ア.「110万円」が適切です。
本設問でゆかりさんの死亡時に支払われる保険金は、医療保険の保険証券に記載されている「死亡保険金100万円」と、終身がん保険の保険証券に記載されている「がん以外の原因よる死亡によって支払われる10万円」です。よって、110万円が適切です。
イ.「9万円」が適切です。
医療保険の保険証券に記載されている「入院疾病給付金1日5000円」と「通院給付金1日3000円」が支払われます。入院が12日、通院が10日であるため、5000円 × 12日 + 3000円 × 10日 = 90000円です。よって、9万円が適切です。
ウ.「172万円」が適切です。
医療保険保険証に記載されている「入院疾病給付金1日5000円」「女性疾病入院疾病給付金1日5000円」「手術給付金40倍」が支払われます。さらに、終身がん保険の保険証券に記載されている「がん診断給付金100万円」「がん入院給付金1万円」「がん手術給付金20万円」が支払われます。
これらを計算すると、(5000円 + 5000円 + 10000円)×16日 + 5000円×40倍 + 100万円 + 20万円 = 32万円 + 20万円 + 100万円 + 20万 = 172万円です。よって、172万円が適切です。
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03
(ア)について
入院・手術がないので、死亡保障だけを計算します。
<資料/保険証券1>より
死亡保険金 100万円
<資料/保険証券2>より
死亡給付金(がん以外による死亡) 10万円
よって、100万円 + 10万円 = 110万円 となります。
(イ)について
入院給付金と通院給付金を計算します。
<資料/保険証券1>より
・疾病入院給付金 5,000円 × 12日 = 6万円
・通院給付金 3,000円 × 10日 = 3万円
よって、6万円 + 3万円 = 9万円 となります。
(ウ)について
<資料/保険証券1>より
・疾病入院給付金 5,000円 × 16日 = 8万円
・女性疾病入院特約 5,000円 × 16日 = 8万円
・手術給付金 5,000円 × 40倍 = 20万円
<資料/保険証券2>より
・がん診断給付金 100万円
・がん入院給付金 1万円 × 16日 = 16万円
・がん手術給付金 20万円
よって、
8万円 + 8万円 + 20万円 + 100万円 + 16万円 + 20万円 = 172万円 となります。
つまり、(ア)110 (イ)9 (ウ)172 となり、
正解は、1です。
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