FP2級の過去問 2021年9月 実技 問62

正解は４です。

6つのステップは以下の順序が定義されています。

各選択肢が詳細説明になっています。

①顧客との関係確立とその明確化⇒（カ）

②顧客データの収集と目標の明確化⇒（ウ）

③顧客のファイナンス状態の分析と評価⇒（オ）

④ファイナンシャル・プランの検討・作成と提示⇒（イ）

⑤ファイナンシャル・プランの実行援助⇒（ア）

⑥ファイナンシャル・プランの定期的見直し⇒（エ）

端的に言えば、FPとしてできることを明らかにし、

顧客の現状分析を行い、解決策を提示します。

必要ならばサポートも行い、顧客や税制等の変化に応じ、

見直しを行っていくというプロセスです。

正解は4です。

ライフプランニングの手順は、以下の通りです。

①顧客との信頼関係を構築します。

サービス内容の説明・FPの責任範囲の説明・報酬の説明をします。

（カ）

②顧客データの収集と顧客の目標を明確にし、ゴールを決めます。

家族構成や年収・顧客の将来への価値観を確認します。

（ウ）

③顧客の財務状況の分析・評価をします。

キャッシュフロー表などで現状把握を行い、②で決めた目標に対して何がどのくらい足りないかを分析・評価します。

（オ）

④目標に対してのプラン（提案書）を作成します。

②、③で目標と目標に対して不足していることが明確になっているため、その不足していることをどのような方法で補っていくかを説明します。

（イ）

⑤プラン実行の支援をします。

顧客と摺り合わせたプランを実行するにあたり、支援・助言を行います。

時には、FPの業務外のケースもあるため、専門家への紹介も支援の一つになります。

（ア）

⑥プランの定期的な見直しをします。

支援を行って終わりではなく、家族構成の変更や経済状況に合わせたライフプランの見直しを行っていきます。

（エ）

正解は　４　です。

FPがライフプランニングを行う際には、以下の手順で進めていきます。

①顧客との関係を構築する。

②顧客からヒアリングを行い、データ収集と目標の明確化を図る。

③収集したデータをまとめ、目標に対する課題を分析する。

　（ライフイベント表、キャッシュフロー表、バランスシートを活用）

④課題解決のための対策と計画を提案する。

⑤提案した計画の実行を支援する。

⑥課題解決に向けて計画を定期的に見直す。

この手順に（ア）～（カ）を当てはめていくと、

（カ）→（ウ）→（オ）→（イ）→（ア）→（エ）

となります。