FP2級の過去問
2021年9月
実技 問66
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>に関する次の記述の空欄( ア )、( イ )にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
・GY株式会社とGZ株式会社の株価をPER(株価収益率)で比較した場合、( ア )株式会社の方が割安といえる。
・GY株式会社とGZ株式会社の効率性をROE(自己資本利益率)で比較した場合、( イ )株式会社の方が効率的に利益を上げているといえる。
・GY株式会社とGZ株式会社の株価をPER(株価収益率)で比較した場合、( ア )株式会社の方が割安といえる。
・GY株式会社とGZ株式会社の効率性をROE(自己資本利益率)で比較した場合、( イ )株式会社の方が効率的に利益を上げているといえる。
- ア:GY イ:GY
- ア:GY イ:GZ
- ア:GZ イ:GY
- ア:GZ イ:GZ
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
株式の投資指標を問う問題です。
PER(株価収益率)とは、
株価が当期純利益の何倍になっているかを表す指標です。
株価が割安であるかどうかを判断できますが、判断は他社との比較で行います。
PER = 株価 / 1株当あたり当期純利益
この式に当てはめると、GY株式会社は25倍、GZ株式会社は27.8倍になります。
よって、(ア)はGY株式会社です。
ROE(自己資本利益率)とは、
企業の自己資本に対する当期純利益の割合を表す指標です。
数値が高いほど、自己資本を効率的に使って利益を上げたということです。
ROE = (1株当たり当期純利益 / 1株当たり自己資本) × 100
この式に当てはめると、GY株式会社は7.0%、GZ株式会社は9.7%になります。
よって、(イ)はGZ株式会社です。
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02
正解は 2 です。
PERは【株価 ÷ 1株あたり当期純利益】で求められます。
数値が低い方が割安です。
GY株式会社のPER:4,650円 ÷ 186円 = 25倍
GZ株式会社のPER:12,020円 ÷ 432円 ≒ 27.8倍
したがって、PERの観点からはGY株式会社の方が割安です。
ROEは【(1株あたり当期純利益 ÷ 1株あたり自己資本) ✕ 100】で求められます。
数値が高い方が効率的に利益を上げている状態です。
GY株式会社のROE:(186円 ÷ 2,650円) ✕ 100 ≒ 7.01%
GZ株式会社のROE:(432円 ÷ 4,420円) ✕ 100 ≒ 9.78%
したがって、GZ株式会社の方が効率的に利益を上げていると言えます。
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03
PER:株価が、一期の利益の何倍になるかという指標です。
一期の利益と株価(株主が支払う額)の倍率は、小さければ小さいほど、株主は回収する期間が短くなる = 効率的な投資 ということになります。
PER = 株価 ÷ 一株当たりの当期純利益
GY株式会社: 4,650 ÷ 186 = 25倍
GZ株式会社: 12,020 ÷ 432 = 27.8倍
GY株式会社の方が割安です。
ROE:自己資金からどれだけ当期純利益に繋げられているかの指標です。
会社を経営していく場合、会社の自己資金を使って経営を進めていく方法と、銀行や株主から資金を調達する方法があります。
多くの資金を調達して利益をあげている会社と自己資金で利益をあげている会社を比較すると、一般的には自己資金で利益を上げている会社の方が安定かつ効率的に利益をあげられていると考えられます。
ROE = 当期純利益 ÷ 自己資本
GY株式会社: 186 ÷ 2,650 × 100 = 7.0%
GZ株式会社: 432 ÷ 4,420 × 100 = 9.7%
GZ株式会社の方が割安です。
よって、正解は2です。
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