FP2級の過去問
2021年9月
実技 問81
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>の土地に係る路線価方式による普通借地権の相続税評価額の計算式として、正しいものはどれか。
- 250千円 × 1.00 × 660m2
- 250千円 × 1.00 × 660m2 × 70%
- 250千円 × 1.00 × 660m2 × ( 1 − 70% )
- 250千円 × 1.00 × 660m2 × ( 1 − 70% × 30% × 100% )
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は 2 です。
借地権の評価額は【自用地評価額 ✕ 借地権割合】で求めることができます。
資料の「250C」について、「250」が1㎡あたりの評価額、「C」が借地権割合(70%)を表しています。
また、今回の奥行価格補正率は1.00のため、
250 ✕ 1.00 ✕ 660㎡ ✕ 70%
が借地権評価額を求める式となります。
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02
正解は2です。
この問題で問われていることは、借地権についてです。
そのため、借家権割合は使用しません。
選択肢1は、「自用地評価額」の公式になります。
自用地は他人が使用する権利のない土地であるため、面積の全てが相続税評価の対象になります。
しかし、借地は自分の土地を他人に貸し出した土地であるため、地主が自由には使えない土地です。そのため評価額は借地権割合にて調整する必要があります。
よって、借地権評価額は 自用地評価額(選択肢1)×70% になります。
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03
正解は2です。
借地権評価額は【自用地評価額×借地権割合】で算出します。
自用地評価額は【路線価×奥行価格補正率×面積】で算出します。
まず路線価は「250C」となっています。
「250」が1㎡あたりの路線価、「C」が借地権割合です。
借地権割合はA~Gのアルファベットで表示され、90%~20%ですが、
本問では注2に「70%」との記述があります。
これを元に計算すると、自用地評価額は 250 × 1.00 × 660㎡ となりますので、
借地権評価額は 250 × 1.00 × 660㎡ × 70% となります。
ちなみに、借家権割合は貸家の評価の際に用いるので、本問では計算には使用しません。
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