FP2級の過去問
2022年1月
実技 問75
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問75 (訂正依頼・報告はこちら)
馬場さんは、2021年12月末で25年9ヵ月勤め続けてきたHB株式会社を退職した(支給された退職一時金は1,500万円である)。馬場さんの退職一時金に係る退職所得の金額として、正しいものはどれか。なお、「退職所得の受給に関する申告書」は適正に提出している。また、馬場さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。
- 140万円
- 175万円
- 280万円
- 350万円
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
退職所得の金額=(収入金額(源泉徴収される前の金額)ー退職所得控除額)×1/2
退職所得控除額
勤続年数が20年超の場合の計算式
・800万円+70万円×(勤続年数ー20年)
勤続年数は1年未満は切り上げるので、25年9カ月→26年で計算します。
800万円+70万円×(26年ー20年)=1,220万円
収入金額:1,500万円
退職所得の金額を求める式に当てはめると
1,500万円ー1,220万円×1/2=140万円
※勤続年数が20年以下の場合の退職所得控除額は
40万円×勤続年数
で求めます。
(80万円に満たない場合は80万円)
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02
【タックスプランニング:各種所得の内容】
についての問題です。
▶勤続年数25年9か月≒26年とします。
▶退職所得控除額は、
800万円+70万円(勤続年数-20年)で算出します。
800万円+70万円×(26年-20年)=1,220万円
▶退職所得は、
(収入金額-退職所得控除額)×1/2 で算出します。
(1,500万円-1,220万円)×1/2=140万円
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03
正解は1です。
退職所得控除額の計算方法を覚えておきましょう。
◎勤続年数が20年以上の場合
800万+70万×(勤続年数ー20年)
※勤続年数の1年未満は切り上げる
◎勤続年数が20年未満の場合
40万×勤続年数
※80万未満になった場合は80万
こちらに当てはめて計算すると、
勤続年数は25年9ヶ月なので、切り上げて26年。
よって、
退職所得控除額
=800万+70万×(26年ー20年)
=800万+420万
=1220万
◎退職所得
=(収入金額ー退職所得控除額)×1/2
=(1500万ー1220万)×1/2
=280万×1/2
=140万
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