FP2級の過去問
2022年1月
実技 問79
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>の宅地(貸家建付地)に係る路線価方式による相続税評価額の計算式として、正しいものはどれか。
- 250,000円 × 1.00 × 160m2
- 250,000円 × 1.00 × 160m2 × 70%
- 250,000円 × 1.00 × 160m2 ×(1-70%)
- 250,000円 × 1.00 × 160m2 ×(1-70% × 30% × 100%)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
路線価方式…道路に面する宅地の1m2当たりの価格を、土地の形状等に応じて補正し、千円単位で表示した土地の評価方法
【相続税評価額】
路線価×奥行価格補正率×土地面積
<資料>の道路に記されている「250C」とは、この道路に面している土地の価格が1m2あたり250千円、つまり「250,000円」だという意味です。
土地の面積:160m2
奥行価格補正率:1.00
これらを相続税評価額の計算式に当てはめると
250,000×1.00×160m2
次に貸家建付地としての評価額を計算します。
貸家建付地…所有する土地に建築した家屋を貸し付けている場合の土地のこと
【貸家建付地の評価額】
自用地価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
<資料>より
借地権割合:70%
借家権割合:30%
賃貸割合:100%(すべての部屋が賃貸中)
すべての数字を当てはめると
250,000円×1.00×160m2×(1ー70%×30%×100%)
よって正解は「4 .250,000円 × 1.00 × 160m2 ×(1-70% × 30% × 100%)」となります。
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02
【相続・事業承継:相続財産の評価(不動産)】
についての問題です。
1 .×
自用地評価額 の計算式です。
路線価格×奥行価格補正率×地積
2 .×
借地権評価額の計算式です。
自用地評価額×借地権割合
3 .×
貸宅地評価額の計算式です。
自用地評価額×(1-借地権割合)
4 .〇
貸家建付地評価額の計算式です。
自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
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03
正解は4です。
路線価とは、相続税や贈与税を計算する時に、その土地の現在の1㎡あたりの価値がいくらであるのかを定めたものです。この路線価を使って、土地の価格を求める方法を路線価方式といいます。
路線価方式を使って自用地の評価額を計算する式は、
路線価×各種補正率×敷地面積 です。
よって
250.000円×1.00×160㎡
そして、問題では、自用地ではなく貸家建付地なので、
貸家建付地の相続税評価額=自用地評価額×(1ー借地権割合×借家権割合×賃貸割合)です。
これに当てはめると
250.000円×1.00×160㎡×(1ー70%×30%×100)
となります。
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