問題
【FPの有馬さんの説明】
<取引例>の場合、資金決済は決済取引時に( ア )円の( イ )となります。このように、株価指数先物取引では、新規取引と決済取引のそれぞれで多額の資金決済を必要とせず、決済取引時に差金決済できることから、少額の資金で多額の取引ができる( ウ )効果があるといえます。なお、新規取引から決済取引までの間は、担保金として( エ )を差し入れる必要があります。
ア. 1,000,000
(新規取引の取引単価―決済取引の取引単価)×取引単位×取引数で算出します。
(31,500-31,000)×1,000×2=1,000,000
となります。
イ.受取り
新規取引の取引単価<決済取引の取引単価なので受け取ることになります。
ウ.レバレッジ
少額の資金で多額の取引ができることをレバレッジ効果といいます。
レバレッジ取引で有名なのはFXです。
エ.証拠金
レバレッジ取引は少額の資金で取引ができますが、損失がでた際にお金がないとなると困ります。
損失が出ても、支払う能力があることを示す証拠金を差し入れなくてはいけません。
取引例を確認すると、取引単価31,000円×2枚(62,000円)を購入し、それを31,500円×2枚(63,000円)で売ったので
63,000円-62,000円×1,000倍=1,000,000
よって決済取引時に1,000,000円を受取りすることになります。
先物取引とは、未来の売買についてある価格での取引を保証するもので、商品を受渡しせずに差金決済することから、証拠金を預けることで証拠金の何倍もの多額の取引が可能です(レバレッジ効果)。
正解は2です。
(ア)
新規取引時の取引単価…31,000円
決済取引時の取引単価…31,500円
取引数…2枚
(31,500円-31,000円)×2枚=1,000円
取引単位1,000倍となっているので、
1,000円×1,000=1,000,000円
(イ)
決済取引時の方が新規取引時より単価が高いので、1,000,000円の受取りとなります。
(ウ)
レバレッジ(leverage)とは、「てこの作用」のことで、レバレッジ効果とは、少ない投資で大きな収益が期待できるという意味です。
(エ)
株価指数先物取引では、取引を担保するために証拠金を差し入れる必要があります。